heartbreaking.

中年の末路とその記録

寂しい夜に一人きり

闇の中から 時々顔を出しては
人の温もりに 見て見ぬふりで 通り過ぎ…

行き過ぎる人の心を 切り刻みながら …やがて 全てを失った

今は 無くした 誰かの優しさに飢え …乾き…
枯れ枝の様に痩せた手首を 何度も傷付けながら…

私は 今 生きていると言えるのか…
否… 醜い肉片を纏うだけの 泥人形だ

醜い… 誰に 触れられるでもなく このまま 朽ちてゆくのを待つだけ

隅から 気付かぬ内に ジワジワと腐敗しながら
いつしか その腫瘍が全身を覆い尽くすとき

その恐怖と絶望の海に 呑まれ… 消えてしまうのか
…誰の記憶にも留まることなく…

孤 独 ハ … イ ・ ヤ ・ ダ

私は…未だ… 生きている

滴る血の紅に 生きていることを 実感する

何がいつ狂い始めたのかなんて 考え出したら
きっと 此処から動けなくなる

酷く現実離れした この部屋で… 今夜も ひとり 膝を抱え
眠れない夜に 孤独が突き刺さる……


goo blog funamushi2 - 2005-03-21 03:00:37 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )