heartbreaking.

中年の末路とその記録

歯車

涙は流れなくても

心の中いつでも
雨が絶えず降り続いている

雨が激しすぎて
自分の涙かどうかも もう解からないほど
濡れ過ぎて
麻痺してしまった

犯されて
頭がこんなに可笑しくなっちまうなんて
あんなことが無ければ
まともな性癖に育っていたかもしれないのに

人生の歯車なんて
いつ狂いだすか解からない

小さな歯車は
大きな歯車に悪戯に触れられただけで
その強引な圧力に耐え切れず
バラバラに壊れてしまうんだ・・

無残に散らばった車輪の軸さえも
この醜さを嘲笑う
無関係な第三者に
粉々になるまで 踏み潰され…

・・ 俺が 粉々に床に散らばっていても

俺を壊した 大きな歯車は
変わらぬ力強さで
回り続ける・・

壊された小さな歯車が
二度と回ることなく 静かに朽ち果てても
誰も
大きな歯車を攻めようとはしない
力があれば それが・・ 正義になるのか…

そして・・
力無き俺は
このまま消えてしまっても
それが自然の摂理だと…

全ての記憶から・・ 消されてしまう…

こんな命に
何の意味があるというのか


goo blog funamushi2 - 2005-07-16 02:36:57 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )