heartbreaking.

中年の末路とその記録

自分さえ見失う夜

貴方の心の内を全て知りたいと願うのに、その懐に飛び込む勇気も無い。こんな無知な低脳さを曝け出せば、貴方の聡明な世界が崩壊してしまう。今日も画面越しに貴方の寂しさを感じても、癒すことも出来ず…見つめることしか許されない。もっと近くで触れ合えば、隠さず全て貴方に委ねられるから。きっと同じ世界で溶け合うことも出来るのに。

揺れる気持ちが確信に変わる前に、無関係な文字の羅列で貴方への想いを踏み潰してゆく。出来るだけ冷たい言葉がいい。貴方に絶望しか感じさせないと解っていながら。

貴方の裸の心だけが、心の闇に違和感なく溶け込んでくれる。太陽が最も輝く時間に想いを告げるくせに、心は果てしない闇色で…まるで、闇の中に生きるこの体に手を差し伸べるかのように。貴方の心が美しすぎるから、これ以上は触れてはいけないように思える。貴方に感じる想いは嘘偽りなく本当の気持ちなのに、ほんの少し疑われてしまったかもしれない。それを確かめるために、この僅かな隙間を持て余す俺の弱さにつけこんで、今すぐ攫って欲しいのに。

会いたい。貴方に会いたい。貴方の穏やかな海に飛び込んで、この体が泡に変わるまで強いうねりで全て奪って欲しい。貴方に会いに行ってもいいですか?本当は毎日会いに行きたい。俺の姿形は変えるから貴方さえ許してくれるなら、今すぐ会いに行きたい。俺の心の内をこれ以上疑わないでください。これが貴方に感じる、俺の裸の心なんです。

goo blog funamushi2 - 2005-08-25 03:25:36 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )