闇の中 唯一の光源となる
煙草の先端を見つめていた…
灰色の薄い仮面に包まれているのは
ただの炎じゃない
レース越し透けてみえる紅い炎は
現実世界に生きる
俺の痛みや矛盾を現しているようだ
本当は優しくなりたいはずなのに
黒く澱んだ境界線が
真っ白だった心を
じわじわと侵食してゆく
… 放っておいても命は燃え続けるんだな
ときに欲張りすぎれば
灰色の仮面は ぼろぼろと剥がれ落ち
激情のままに直走る紅い炎が
俺の生命線まで燃やし尽くそうと
限られた命を消費し続ける
考えられないスピードで…
今、貴方の瞳に
俺は映っているだろうか
全てを失う
近い未来を暗示しているような
そんな儚さを
貴方の唇で
今夜は愛してくれるだろうか…
goo blog funamushi2 - 2005-09-07 01:27:01 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )