heartbreaking.

中年の末路とその記録

凡庸な個人ブロガーの苦悩する様が、評価される/サイバーテロ

ブログ言及系の記事を読むにあたって、ある共通点に気付きました。

人々が求めるものは、理論整然としたブログ論や、成功論では無く、「苦悩する、個人ブロガーの思考過程」や、「今まさに苦悩し続ける凡庸な個人ブロガーの有りのままの気持ち」なのだと。

俺も含め、そういった平凡な個人ブロガーの苦悩する様を明け透けに綴った記事が、幸か不幸かニュースサイトに取り上げられる様子を何度か目にしてきました。もしくは、そういった苦悩を綴った記事は、同じ個人ブロガーに共感を得やすいのか、はてブでかなりのブクマ数を獲得する事が可能です。先日の俺の、アクセスについての凡庸な記事も、同じ事が言えますね。アクセスについて語った記事は特に支持をいただきやすい傾向があります。成功論よりは、失敗談もしくは苦悩する様を綴る方が、人々に好まれるようです。この事からも解るように、個人ブロガーとして地道に読者を獲得する為には、常に「等身大」の自分で居る事が大切です。

ところで、ブログデザインについては「1カラム」が流行ってるようですが、俺は「2カラム」が好きです。検索から辿り着いた一見さんは、文末までスクロールするかどうか解らないですし、ならば最新の投稿記事をサイドメニューに表示する方が、興味を持っていただけると思ったからです。

俺にも、それなりに美学があって、フォントサイズは14ピクセルに拘ってます。リンク色を青色に変えると、リンクだけが目立つのがウザイので本文と同一色で下線だけ入れてます。あくまで「文章が主役」なので。一行の文字数も、左から右へ目が移動するのが疲れないように、本文の横幅を固定しています。俺は文章は上手くないので、こうした些細な気配りをする事によって、読者が寄り付きやすい環境を整えているのです。

今の俺は、CSSを弄る事には余り興味が無いです。この地味なテンプレが気に入ってるのも理由なのですが。それより記事を地道に増やす努力をする方が、個人ブロガーとして末永く生きながらえる為に、最良の選択だと感じたからです。

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昨日、NHKの番組で「預金が不正に引き出されてしまう、サイバーテロ」の特集が有りました。ネットカフェのPCに「キーロガー」という小さな記憶装置を100個しかけて、定期的にその装置を回収し、パスワードを不正に盗んでいるようです。ネカフェも怖いですね。小さなキーロガー1個につき、新聞1カ月分の情報を記憶させる事が可能なようです。

ネカフェに仕込んだキーロガーで得た個人情報は、アダルト業者・消費者金融に売買されるようです。特に、「クレジット番号」に関する情報は高値で売れるようで、1件の情報につき、50~60万円になるようです。

キーロガーを仕込んだ男は、「僕はあくまでもデータを渡すだけ。使うかどうかは向こう(業者側)のことなので、僕は知らない。知らなければ自供せずに済むわけですから」と弁明。盗んだ情報は証拠を残さぬようCDに記録し、買い手と「現金」で直接やりとりするようです。

このようなサイバー犯罪は、去年警察に270件ほど検挙されたようです。ネカフェに限らず、「メールの添付ファイル」にも注意しましょう。メールの添付ファイルを開いただけで、貴方のPCの情報は、犯罪者から丸見えの状態になっているのです。

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goo blog funamushi2 - 2006-07-19 19:41:31 コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

コメント

Unknown (ゆっきー)
2006-07-20 01:05:22
[いいなぁ]タグを入れた人ですこんばんわ。
はしごたんさんのブログはシンプルで好きですけど、左右には余白を入れたほうがもっといいかもです。
おせっかいだったらごめんなさい。
ちなみに、
> メールの添付ファイルを開いただけで、貴方のPCの情報は、犯罪者から丸見えの状態になっているのです。
これは条件付きの話です。酸いも甘いも知っている関係の人からの添付ファイルまでは気にする必要はありません。では。

ゆっきーさん、こんばんは。 (ゆがんだはしご)
2006-07-20 02:50:48
左右の余白についてですが、サイドメニューが、本文に近接しているのは、読み手のモニター解像度によりけりだと思います^^; 解像度が低い方には、本文の右側のスペースがサイドメニューにくっついている、もしくはサイドメニューが本文に覆い隠されているように見えているかもしれません。ご指摘いただいた点は今後の参考にさせていただきます。
メールの添付ファイルについては、言葉足らずでした。ネット初心者の方が俺の文章を読んだ場合、「じゃあ信用出来る人からの添付ファイルも開いちゃ駄目なの?」って誤解されるところでした。このサイバーテロに関する文章自体が、ネット初心者向けの基礎知識的な扱いなので。その中で、初心者への配慮を怠っていたようです。
犯罪者からのメールの添付ファイルである場合もあるので、見知らぬ人からの添付ファイルは開かないで下さい。と訂正させていただきます。コメント有難うございます。

Unknown (Unknown)
2006-07-20 09:25:20
https://www.ipa.go.jp/security/antivirus/attach5.html#3
メールにはウイルスの関わる可能性がある以上、知人からでも最低限の警戒は怠らん方が…、と考えるのは、がんばりすぎでしょか。
(親友がマルチにやられて壷を売りに来たときは参ったなぁ、なんて事もありましたが、添付ファイルでもそれはありえそうで、極端な話。)
私もブログデザインはメインエントリとメニューに分かれた「2カラム」が使いやすくて好きです。けど「1カラム」の方が、読者の閲覧環境に左右されないよね、と言うのは確かにあって。
フレームサイトのように両方用意するのが親切かな、と思いますけど「そこまでする必要はあるのか、ないよね」という所に落ち着いて放置のままです。
\"理論整然としたブログ論や、成功論\"は多分一つで十分なんじゃないかな。
どれが「最も」理路整然としてて、どれが「最も」成功してる成功論か、と言うのは多分、割と簡単に順序付けできて、
そして、その「最も」たる物だけ読んでおけば、最低限必要な情報は満たせちゃうので、「最も」以外を読む強い必要は無くなっちゃう。
個人的・主観的なブログは、その「最も」競争から開放され、「読み手の趣向に合うか合わないか」の点が何よりも問われるので、「最も」系より生き延び易いのじゃないかなぁ…

しまった (cpix)
2006-07-20 09:28:40
上のコメントの名前記入 忘れちゃった…

cpixさん、こんばんは。 (ゆがんだはしご)
2006-07-20 18:33:43
リンク先読みました。メール送信者が気付かない間に、メール送信者に成り代わって勝手に添付ファイル付きメールを送るウィルスが有るんですね。という事は・・、知り合いからの添付ファイルも、相手に確認を取ってから開かないと危険なんですね。あ、でも相手がネット知識の乏しい人でウィルス対策万全の人でない場合は、「ファイルくれたよね?」と確認を取っても、ウィルスが紛れてる可能性があるわけですよね。
という事は、相手がいくら親しい人でも、その人がウィルス対策が万全であるかどうかを確認する必要があるという事ですね。なるほど。勉強になります。マルチの壷売りでいつの間にか宗教に洗脳されてるように、いつの間にかウィルスに洗脳支配されてるわけですね。怖いなあ。
ブログが流行る以前は、フレームの有無でサイトを二つ用意するのが礼儀みたいな感じでしたが、ブログについては、個人の雑記的なノリなので、有益な情報があるサイト運営者ほど万人向けに設定する必要は無さそうですね。でも確かに1カラムの方が、より多くの読者に受け入れられるかもしれないので、有益な情報を有するブログについては、1カラムの方が世の中の為になるかもしれないですね。俺の場合は趣味で運営してるだけなので、2カラムで良いかなあと思ってます。
ブログ論については、もうホトンドの斬新さは過去に出尽くしてしまってるんじゃないかと思います。例えば、えっけんさんのgooブログで、マナー的な話はとっくの昔にほとんど出尽くしてるものが多いので。後は、劣化コピーもしくは、ちょっと色を添えた程度のものが追随する程度なんじゃないかなあと思います。先人がほとんど偉業を成し遂げてしまって、斬新なブログ論なんて、余り無いんじゃないかなあというか。
俺の記事には勿体無いほど、とても考えさせられるコメントでした。cpixさん、有難うございます。


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