heartbreaking.

中年の末路とその記録

家庭内の秩序-プラスでもマイナスでも突出した個性は、いじめの標的となる

子供たちが「いじめ」に合うのは全て家庭環境が原因だと感じます。いくら学校内の環境を整備しても、どんな小さな集団へと精度を高めようとも、いじめは起こります。

優秀な生徒と、そうでない生徒を区分けしたとしても、その個々の集団の中でもいじめは起こります。どんな最下層の小さな集団の中でもいじめは起こります。

子供たちの強い精神が形成される基礎は、各家庭から始まります。ですが最近の親は、団塊世代の頃の親とは異なり「威厳」がありません。

(追記/konichanさんの仰る通り、団塊世代より更に古い時代からすれば団塊世代の躾も甘いのでしょうが、それは置いといて話を進めます。

お父さんお母さんは家庭内において、しっかりと家庭内の権力を行使し、子供たちをその「家庭内の秩序」で支配し、子供たちの精神をある程度”抑圧”しておく必要があるのです。

それによって、子供たちは我がままに有るがまま振舞うと「家庭内の秩序」の中では生きて行けないという事を学びます。そして抑圧された「家庭という集団の秩序」の中で自分という存在を「置いていただく」為にはどのように振舞えば良いのかという事を身につけてゆくのです。

やはり、いじめを無くす為の第一歩は、各家庭内の躾から始まるのだと感じます。

学校に限らず、あらゆる集団の中で無難に生きて行く為には、突出した個性は必要ありません。

ですが、「家庭内の秩序に従う」という基礎工事をお父さんお母さんから学ばないまま、「学校という集団の秩序」の中に飛び込んだ子供たちは、ありのままの個性を振舞おうとします。

それがプラスの個性でも、マイナスの個性でも、一歩間違うと「いじめ」の標的となってしまう危険性があります。

いじめられない為に、もっとも必要な防衛手段は「無個性」であり、個性を殺す事です。

例えば珍しい宗教団体に入っている子供や、何らかの身体的に突出した個性のある子供は、何もせずともいじめの標的に成りやすいです。そこで必要なのは、出来る限りその個性の表現を押し殺す事なのです。

突出した個性の表現を押し殺しながら、しかし自分の信念はしっかりと持ち、静かに自分の存在を自己主張してゆくという地道な働きかけをする努力を集団の中で怠らない強い子供を育てる為には、お父さんお母さんの厳しい躾がすべての鍵を握るのだと感じます。

…いじめの話題があちこちで出てるけど俺はいちいち読んでませんから、何処かで既出かもしれませんが。ちなみに俺は以下のような記事も出してます。この記事とは若干食い違いますが。

どんな「いじめ」を受けたのか教えてくれませんか?/追記

Hatena Bookmark - https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.goo.ne.jp/funamushi2/e/e8be767f72fc97af5db0412a190b55a4

goo blog funamushi2 - 2006-11-18 06:13:37 コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

コメント

思い出した。 (hashigotan)
2006-11-18 06:30:50
今思い出しましたが、俺はどうやらTristarさんの記事に影響を受けているようです。Tristarさんの記事はどれも素晴らしいです。
http://concorde.air-nifty.com/first/2006/11/ijime.html
「悪いのは奴らだ」 -CONCORDE

こんばんは。 (aki)
2006-11-18 18:48:27
ブックマークでコメントしようと思ったけど、もうブックマークはやらない(hashigotanさんを含めて特定の人の記事ばかりをブックマークしてしまってストーカーみたいになるので・・・既になっているけど)と決めたので、コメントを残します。
私の場合は、親が仕事で忙しくてほとんど祖父母が面倒をみてくれたので、甘やかされ気味で育ったと思います。超過保護だったと思います・・・。親からは何回か「しっかりしろ」みたいなことは言われていて、ガールスカウトにも入団させられたりしたけど、効果はゼロでした・・・。妹もいるのですが、ほぼ同じ家庭環境・躾を受けてきたのにも関わらず、私と違って友人も多く、なんとか人並みに人生をおくっています。私がいじめを受けていた=悪口を言われていた(これも被害妄想なのかも)のは家庭環境じゃなくて、私自身の性質が原因だったと思うのです。
↑すぐ上の記事も読みました。hashigotanさんは高校時代は不良?だったんですね・・・。でも、ほんとうに「青春」という感じで、読んでいて、いいな~・・・と思いました。

もうひとつだけ。 (aki)
2006-11-18 21:20:25
私の親は「今のままの性格だったらこの子の人生はダメになる」と思っていたようで、かなり必死で、習い事や勉強をやらせてくれたけど・・・あまり実らなかったです。私も小学生のころから「明るく前向きに生きるために」みたいな自己啓発本を読んでいて、なんとかしようとしてたけど・・・。三つ子の魂百まで、という言葉を実感しています。それでも、直せるところは直そうと思っています。

akiさん、こんばんは。 (hashigotan)
2006-11-19 00:03:17
俺も自己啓発本に未だに縋りつきたい時があるのですが、そうゆう本を読んでも、その著者の置かれた状況と自分の状況が異なるので、心に響くものも得られるものも少ないんですよね…
だから俺も、そうゆう本を読んでも結局なにも変わらないままです。
akiさんの告白を聞いていると、俺が格好つけるために心の中に隠している感情を暴かれてしまったような、そんな「親近感」を感じています。何だか根本的な性質が似てますね。
あ、それと子供時代は、あまり「しっかりしろ」とか言われ続けると、かえって「しっかりしてないのかな」と不安になる子も居るでしょうから、
やはりすべては、その個々の子供が持って生まれた性質や感受性で決まるのかなあと感じました。
前世とかが関係しているのかなあ…
俺は高校時代は一匹狼の不良でした(言い切った、、。
授業さぼってあちこちを散策した時のくせがなおらなくて、未だにあちこち放浪癖があります。。
コメント有難うございます。(何か文通みたいになってきましたね。


ただいまコメントを受け付けていません。