heartbreaking.

中年の末路とその記録

人は、いつでも目に見える評価を欲している

他人を可視化する作業 - 煩悩是道場

人は、いつでも目に見える評価を欲している。だから、自分の好意を積極的に他者にアピール出来る「器用な人」は、その対価を得やすい。

器用に振舞える人は、自分の実力に見合わないほど多くの対価を得る場合もある。 バトンも回ってきやすいし、紹介リンクに自分の名を載せてもらえる率も高くなる。要領よく振舞えば、1の価値しかない作品を、人々に与えられる対価によって10にも100にも、さも価値があるように見せかける事だって出来る。

自分の好きなブロガー名を可視可能な状態にする事で、その限られた一部の人達に選民意識を与え、強く拘束する事が出来る。その結果、対価を得るスパンも短くなり、自分のブログが定期的に潤うようになる。

つながりと硬直化 - あんたジャージでどこ行くの

やがて、ある程度自分の趣味趣向を可視可能にさせた者同士が連携を取るようになり、自らもその輪の中に含まれているのだという選民意識を得る心地よさから抜け出せなくなる。その結果、自分の視野がその枠内のみに限定化されてしまう。それはその枠外の人達との繋がりを倦厭する証ともなる。

人間ってのは単純な生き物で、嘘でもとりあえず何らかのサインを出しておけば、相手が喜んで対価を与えてくれる場合もあります。だから、その人の甘言が嘘か真か正しく見分ける力がなければ、偽物に踊らされている合間に、大切な人を見失ってしまうかもしれません。アクセス数の増加が物事の本質を見極める目を曇らせ、一時の数値に踊らされながら、対価を得る為の連携がより強固になります。 

ですが、偽物が与えてくれるものは、本質的に得る物も少ないはずです。

goo blog funamushi2 - 2006-12-18 06:54:58 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

コメント

パッケージ化 (Marco11)
2006-12-18 07:10:01
そこでパッケージ化ですよ。
定期的に終わらしてパッケージにするんですよ。
関係する他者に、更新の手間を挟ませることによって、膠着を解消するとともに、脳内やお気に入りリストにスペースを開けるんですよ。
それを繰り返すのが、ハイブリッドになるんじゃないかなと思うのね。勘でなw

Marco11さんへ (hashigotan)
2006-12-18 07:35:36
閉鎖するわけではなく、最高潮を迎えた時点で自らをパッケージ化ですか… という事はマルコさんの跡地がはてな内に増殖するというわけですね(汗。
小文字・大文字の次は、どういったIDになるのだろう…
膠着の解消ですか。
確かに、アンテナ削除・追加を繰り返すのも大変ですから膠着はしないかもしれないですね。
俺もアンテナ登録はしているのですが、ほとんどIEのお気に入りから巡回しているので、アンテナの整理を怠っています。そういった手動の手間を嫌がる人もいるだろうから、確かにそうかもしれませんね。


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