heartbreaking.

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隣のお姉さんに「死ね」と言った記憶

隣のお姉さんもずっと結婚もせず一人身で生きているようだ。もう40近くになる。イイ人は居たらしいのだが結婚できなかったようだ。

隣のお姉さんは寂しくないのだろうか?と気にはなるのだが、 私は隣のお姉さんに「死ね!」と暴言を吐いた事があり、それがきっかけで大騒動となり、それ以来、一歩引いたお付き合いをするようになったのだ。

本当ならば、独身の女同士で語り合えることもあっただろうに… もう今更遅い。

勿論、私がお姉さんに対して「死ね」と言うまでには、それなりの理由があった。私は高校受験勉強の真っ最中であったのだが、隣のお姉さんがお友達を部屋に呼んで大きめの声で会話してるのがたまらなくて、私が「うるさいんや!」と壁越しに訴えたところ、隣のお姉さんも負けじと「うるさいんや!」と言い返してきたのだ。

その後で、部屋に呼んだお友達と一緒に「うるさいんや!うるさいんや!はっはー」と、何度も何度も繰り返し私を笑いものにする声が聞こえた。……私はもう我慢がならなかったのだ。フスマや壁を蹴ったり殴ったりしながら、「死ね!」と叫んだ。喉がちぎれるほどの声で「死ね!」と叫んだのだ。

すると隣のお姉さんが階段を下りる音がして、間もなく、そのお姉さんの父親が乗り込んできて「殺してやる!お前を殺してやる!」と何度も私に暴言を吐いてきたのだ。包丁を持っていたかどうかは覚えていないが、とにかくやばい騒ぎになったので、私は泣きながら「許してください、許してください」と訴えるしか生きる術はなかったのだ。

「死ね」と叫んだ私も悪いが、それ以前にオウム返しの言葉で私を何度も笑い飛ばしたお姉さんにも非があるだろう。私は悔しかったのだが、隣のお姉さんの父親は頑固な人で、私の話を少しも聞き入れてはくれなかった。

誰でも子供時代に一度や二度はあるでしょう。話を聞いてもらえないままに上から無理やり黙らされてしまったり、悪いもの扱いされても言い返せなかったり。

この頃から私は「何事も結果ではなく、そこに至るまでの経緯が大事なのだ」ということを身をもって知ったのだった。

「死ね」と言った私も悪いのだが、人に「死ね」という暴言を吐かせるほどの言動をとった方も充分悪いと思う。

現実世界では一度でもヤッてしまったら、もう取り返しは付かない。それが互いの心に残り続ける限り、本当の意味で歩み寄ることなど出来るはずがない。何かの拍子に「また、こいつは同じことをするのではないか…」という警戒心が働くので、心を開いて語り合えることなど出来るはずがないのだ。表面だけの付き合いになる。

goo blog funamushi2 - 2007-04-05 - 2007-04-05 03:23:20 コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )