heartbreaking.

中年の末路とその記録

終わりにする事は容易いが、結論を出してしまえば貴方の純粋な心はもう二度と手に入らない

Aさんは女の話が多い。この人は私の心を試しているのだろうかと考え込む事が多くなった。私がどう出るか反応を観察するのが趣味の意地悪な人なのかもしれない。性格はSですとか言ってたし…

きっと意地悪な人なんだ。貴方が見つめる女を冷静には見られなかった。この女は私にはないものを持っている。この女も… 嫉妬で頭が可笑しくなる前にAさんから少し距離を取る事にした。

ソファに突っ伏したまま何を考えるでもなく、ただ「このままではAさんに捨てられるのではないか…」という不安でもやもやして体全体が重くて動けないままじっとしていた。Aさんの顔写真を何枚も見てしまったので、すでに情が通い始めている。…今どんな表情してるんだろうと考えると少しだけ心が苦しかった。

Aさんはかなり年下なんだけど、けして楽をして手に入れたわけではないお給料の中から安くはない二泊分のホテル代を全額払いますと言ってくれたので、お金で人の価値を判断したくはないけれど、そうゆう気遣いも私の心を捕らえて話さない重要な要素になっている。

Aさんは私に借金があることを知るにつけ、消費者金融では利息が高すぎるので私が一時的に立て替えてあげましょうか、少しの間私が節約して暮らせば済む話なので。…とここまで私に踏み込んでくれた男なので、誰が垢の他人のためにウン百万もの借金を一時的とはいえ立て替えてくれるだろうかと考えただけでも本気で私をこの場所から救う覚悟を持って接してくれていることが解る。だから他の女の話でどんなにこの心が不安でも約束の日にこの体でAさんを体感する時までは結論を出すべきではないと、もう一人の私がもう投げ出しそうになってる自暴自棄な私に何度も静かに語りかけてくる。不安定でちょっとしたつまづきで簡単に死んでしまいそうな空虚な私にとって唯一の光明は、来年Aさんとデートをして二泊してまるで新婚旅行のような楽しいひとときを過ごす、その事だけで、その日の為に今を生きているようなものなので… だからAさんを大事にしなくちゃいけない。

でも色々嫌な想像をしてしまうんです。

例えば、一緒に食事をしているのに目の前で携帯を開いて私から顔を背けたまま他の女友達と楽しげに話す貴方を私は許せるだろうか… とか。私はその時すごく惨めで泣きそうな顔をしているに違いない。それとも貴方は「ごめんまた後でかける」と言って携帯をすぐ切ってこちらに専念してくれる男なのか… もしそうだとしたら私は貴方に思いきり甘えると思うし、腕にしがみついて離れたくないと思う。私と居る時間は、私だけに専念してくれる男がいいな… Aさんにお願いしたいのは、約束の二日だけでもいいから私だけを見つめて欲しいんです。

Bさんからはもう一週間も連絡ありません。横着にも二股かけたから当然の結果だよな…

Bさんは皆さんもご存知のあのブロガーさんですが、Bさんのファンに刺されるので言いません。

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