俺の感情の根っこの部分は人間嫌いのくせに、無理して人間を好きになろうとするから、そこに無理が生まれる。痛々しいくらいぎこちないから、いっそ別人のように滑稽に振舞ってみる。これはまったく違う俺なんだ。こんな俺を本当の俺だとは思わないでくれ…
子供の声うざい、ちゃんとしつけをしてくれないか… てめえの糞ガキを、思いっきり、頭が陥没するほどの力で殴っていいか？
会社の中にいるうちは、まったく別人の俺だから人間は気にならない。だけど会社を一歩出ると俺の精神はありのままに解放されてしまうから、俺は目がイっちゃってる危険人物に変わる。俺が眉をしかめてにらめば大抵の人間は俺から距離をとる。こいつは危険だ、関わったらまずいと解るんだろうな。そうだよ、ビビれよ。俺の存在にビビれよ、俺はブチ切れると何するかわかんないから。だからてめえの糞ガキを黙らせろ、買い物カゴやカートの角でてめえの糞ガキの体に体当たりしてそ知らぬ顔で去れば、頭の悪い糞ガキは「？ …ぎゃー、痛いよう」って泣き喚くだろ。けけっ、ちっとは痛い目みりゃいいんだよ、糞ったれが、ガキをガラガラ産みやがってケガラワシイ、中出ししまくりの変態野郎共が。
俺は何も変わっちゃいない。あー、だるい。子供ガラガラ引き連れた茶髪のアホっぽい女を見るたびに、生きる気力が萎えるんだよ、死んでくれないかうざいから。死ねよ、俺の視界に勝手に入ってくんなボケが、俺の世界を穢すな、てめえの糞ガキを見るだけで、俺の目が腐るんだよ！おまえのガキなんかどうでもいいんだよ、子連れの男女うぜえんだよ、消えろ… この地球上から消えちまえばいい。
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