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heartbreaking.

旧URL http://kuroihikari.hatenablog.com/

 

親と一緒に暮らしてる人間のほうが偉い

「一人暮らし」だから自立してるとか、親と一緒に暮らしてるから甘えてるとか… そうゆう考えは間違っている。

それぞれ個々の心の中をのぞいてみれば、必ずしも目に見える状況だけで、その人物が甘えているかどうかは決めることは出来ない。

一人暮らしは楽ですよ、中には「息をするだけでお金がかかるから一人で生活するのは大変なんだ」などと粋がる人も居ますが。別に光熱費やガス代は大した負担にはなりません。家賃も安いところはなんぼでもあるから、一人で生きてくだけならこの日本にさえいれば何とでもなるだろう。

むしろ可愛そうなのは、実家から逃れられない状況下で生きざるを得ない人たちのほうであって、ましてや親が会社員ではなく自営業の場合はこれからの時代、結婚も子供も作れないまま実家から出ること敵わず、親の介護をしながら家にお金を入れながら一生を終えてしまう不運な人も増えてくるだろう。

家にお金を3万入れるなら、そのお金で一人暮らしをしたほうが遥かに楽しいことは間違いないです。けれど家から出られないのは、それは甘えなどではなく、個々に複雑な心理的事情を抱えているからであり、特に一人っこや、他の兄弟が県外に出てしまって自分しか地元に残っていない状況下にある場合は、親を置き去りにして何処へもいく踏ん切りがつかないまま家に残らざるを得ない。

親といえども、考え方はまったく違うのだから、毎日毎日、同じ屋根の下で共同生活を送ればストレスも溜まる。お風呂の時間も自由には決められない、食事ももしかすると一緒に取らなければ都合が悪いかもしれない。洗濯も自由にはできない、不自由だらけな実家暮らしをする独身者たちが果たして本当に自由といえるのか、甘えているのか。んなわけない、一人暮らししてる独身者のほうが遥かに気楽だよ。だって親の面倒直接見なくていいじゃん、自分の事だけしてりゃいいんだよ。俺は、実家で親と一緒に毎日毎日生活してる独身者をむしろ尊敬するよ。

俺も今は何とか実家を抜け出して自由気ままに暮らしてるけど、実家に居たときは精神的にかなり病んでいたよ。失業すれば、隣近所の目が気になって部屋から一歩も出れなくなる。隣近所のやつらは俺が小さい頃から知ってる人たちだから、原付の音がすれば、「嗚呼○○ちゃん何処いくん?」と声をかけられ、車に乗れば「嗚呼、お母さん連れて病院行くの?偉いね」と言われ、何をしても監視されているような状況下で息が詰まりそうだった。正直、外へ出るのが怖かった。俺の安息の場は四畳半の狭い部屋の中だけだ。カーテンを開ければ、向かいの家の住人の目が気になる。向かいの住人は離婚して子供を引き連れて実家に戻ってきたアバズレ女のガキ共がギャーギャー騒いでやがる。俺はどんなに頭痛がする日でも止むを得なくヘッドフォンを被り、ゲーム音楽を聴いて何とかやり過ごしていた。

これから年金生活に入る親がもし、自営業者ならどうする。国民年金だけならせいぜい月々6万程度だろ。そんな悲惨な状況で、かつ年老いて体も弱っていく親を目の当たりにしながら同じ屋根の下で毎日毎日… そして自分は結婚も子供もできないなんて、そんな不幸な独身者だってたくさんいるだろう。かと思えば、そんな悲惨な独身者の傍で、赤子を乗せたカートを挟んだ若い夫婦がキラキラと輝きを振りまきながら笑顔で横切ってゆく。若い彼らならば、彼らの親兄弟もまだ若いはず、きっとそれらの援助も受けながら、皆に祝福されながら、幸せに子供を育てているのだろう。

俺も今は自由の身だけど、親が倒れたら勿論、実家にまた戻るつもりだ。俺の親は交通事故で足が不自由なのだが、俺は無理を押して実家を無理やり出てきたんだよ… 何故かというと、俺の親が耳が遠いのでテレビの音がうるさすぎて、俺は虐待児で非モテだから、テレビのタレントが愛だの恋だの離婚だの、夫が嫁がと言ってるのを聞くだけで怒りが爆発してガラスを拳で殴りつけたり、「殺してやる!」と獣のように吼えまくったり、向かいの家のシャッターを蹴ったり、竹ぼうきを振りまわしながら通行人を威嚇したりで… こんなキチガイを見て、悲しそうな顔をする親を見るたびに俺の心はすすり泣いていた。違うんだ、自分ですら自分を止めることは出来ない、別にあんたたちを傷付けたくてこんな風になったわけじゃない…、 だけど虐待児で非モテの俺の苦しみは、とてもじゃないが言葉では説明がつかない。俺は自分のこの凶暴性が親の精神を破壊してしまうのではないかと恐怖を覚えて、どうにかして実家を抜け出して、そうして今アパートに一人で暮らしている。勿論、体の不自由な親のことは気がかりだが、そればかり気にしていたら俺の人生がつまらないまま終わってしまう。

会社に近いから引っ越すというのは口実であって、実際は、親をこれ以上傷つけたくないから、親を殺したくないから、飛び出してきた。親だけではなく、他人までも殺してしまいそうなほど毎日追い詰められていた。狭い四畳半の部屋の中で毎日、自由を願っていた。風呂にゆっくり入りたかった、風呂に入ってる時間だけは演歌やテレビの大音量を止めてほしかった、だけど親に非モテのこんな苦しみを説明することは不可能だ。

今は毎日、心は快晴で、好きな時間に出かけられるし、だからこそ失業しても次の職探しへの行動が起こしやすくなる。一人はいいよ、ただし体が健康であればの話。俺はいつまで自由でいられるかな… 親にはまだまだ健康であってほしい。せめて俺が結婚するまで待っていてくれ、頑張って稼いで年金生活のあんたらを助けられるくらいにはなるから。加害者の一家には孫がたくさん居るのに、被害者の俺の親には孫が居ないなんてそんな馬鹿な話があるか… 俺だって親に孫を抱かせてやりたい、…辛いんだよ、どうすることもできない、いつまでも同じ場所で繰り返すだけの自分が情けなくて、でも俺は俺なりに精一杯あがいて生きている。俺はまだまだ頑張るつもりだ、お前も頑張れよ。俺と一緒に頑張ろう。

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