heartbreaking.

中年の末路とその記録

すきま用テープで虫の入らない環境を作る

新しいアパートは築20年以上が経過した鉄筋コンクリートです。その最上階の角部屋に住んでます。内装は綺麗だけど、よーく見ると隙間が多いです。

道理で… 戸締りちゃんとしてるのに、虫が多いんですよ。この間は蜂二匹が部屋の中をぶんぶん飛んでいたので流石にビビリました。こいつらどこから入ったんだ…

あと蝿が多い。コーヒー飲んでくつろいでると、いつの間にかカップの壁面を右往左往してる小さな蝿が…orz  最悪の場合、カップに口をつけた瞬間、水面に浮かぶ小さな蝿に気付いて、それまで築き上げたイイ気分がすべてブチ壊しになる。こんな小さな虫一匹に、俺の時間がブチ壊されるなんて… まあでもその蝿がまだ生きている場合は、水面でじたばた足掻く必死な姿を観察してじっくり楽しむけど。死にもの狂いで壁面に向うが、カップの壁面に出来た表面張力に押し返されていつまでたっても岸辺にたどり着けない。暴れるほど羽は濡れて希望が遠ざかってゆく、もう終わりか?まだ足掻くのか?嗚呼、面白いなあ… いつの間にかその虫が命を張って見せてくれるショーに魅入っていたらしい。

…と、そんな小さなショーもタマには面白いのだけど、これがしょっちゅうとなると俺がせっかく作ったコーヒーが勿体無いじゃないか。原付で口紅つけて走ってるときに唇にペチョッとへばりつく小さな虫はさして気にもならないが(たまに食べてしまうときもある)、お気に入りのカップの中で「虫が死んだ」という記憶がいつまでも脳内にへばりついたまま、その記憶を無理やり引き剥がしてそれに口をつけるのは本当に嫌な気分なんだよ。中で虫が死んだカップは何だか気持ち悪いので熱湯にしばらく漬けてから洗うのだけど、いつまでたっても虫が断末魔に垂れ流した体液がこびりついてるような気がして心の隅の引っ掛かりが取れることはない。

Wikiによると、蝿がさまざまな病原菌を人間様に媒介するらしいので、安易に考えすぎないほうがいい。

ホームセンターへ出かけて、「すきま用テープ(長さ4m)」を三個買って、入り口のドアの隙間と、換気扇の隙間に貼り付けた。作業中、なんだか「職人みたいだな」と自分に惚れ惚れしつつ(テープ貼ってるだけだろ、、

さらに引越し当初から気になっていた事があった。台所のシンクと壁のすき間に、不自然に新聞紙を詰めて誤魔化している場所があるのだ。

何故、ここだけ新聞紙を詰め込んであるのだろう。それだけがココへ引っ越してきてからずっと不気味に気になっていた。その他の隙間はシーリング材で補修してあるのに… 何故ここだけ手抜きして新聞紙なんだよ?

おそるおそる、その隙間に詰めてある新聞紙を動かしてみた。……!? 中が空洞になっている。真っ暗で何も見えない、シンクと壁のすき間にこんな暗黒スペースがあるとは… 業者はこの不気味な隙間を隠すために新聞紙を詰めておいたのだろうな。内装はいくら綺麗に変えても、やはり築20年以上だけあって、今までの地震の影響もあってか隙間だらけのようだ。

その隙間もすきま用テープでしっかり塞いでおいた。すべての隙間を「すきま用テープ」で埋めてからは、小さな蝿を一匹も見なくなった。たったこれだけの手間で、今年の夏は虫に悩まされず快適に過ごせそうだよ。

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