heartbreaking.

中年の末路とその記録

性質はいまさら変えられない。そんな努力は無駄だ

今の会社では、ミスが多くて何度も上司の信用を失いました。もう駄目かな、終わりかな、と落ち込むときもありました。逃げることは簡単だけれど、それではいつまでたっても次に繋がる信用が得られません。

会社を転々としていると、どこかで言われたような言葉を、また新しい職場でも聞くことがあります。

ひとりの上司に言われたことなら、嗚呼その人が思うだけか・・・ で済ませますが、何人もの上司に同じようなことを言われるということは、やはり自分に問題があるのだなと謙虚に受け止めるしかありません。

私には二面性があり、仕事にダイレクトに関係しない部分(コミュニケーション・言葉のキャッチボール)での言動が矛盾しているので、それが上司に不信感を抱かせてしまうようです。ですが今更この性質は変えられないので、私が矛盾だらけの言動をとってしまうのは、病気なんだ、今更どうにもできない領域なんだと思うことにした。

自分の性質を変えることはできなくとも、仕事に対する努力はいくらでもできるし、仕事の成果は変えることができる。

新人の頃は形に見える努力をして、その努力を上司に言外に伝えていくことも重要だと思い、マニュアルを作ったり、資料をまとめたりしながら、試行錯誤しました。

上司の信用を勝ち得るために、諦めず仕事に取り組んできました。たった一度のミスで失った信用を取り戻すために、時間さえ与えていただけるならば、一週間かかろうとも二週間かかろうとも構わない、継続して小さな信用を積み重ねていくことで、いつかはゼロに戻り、やがてプラスになっていくのだと信じている。

ようやく日々の繰り返しの仕事には慣れてきましたが、自分が慣れてきたと思っているだけで、周囲から見ればまだまだの頼りない存在だと思います。覚えることはまだたくさんあるのにそれを覚えるまでの段階に至っていない。そういえば入社したときに引継ぎをしてくださった先輩は、あんな仕事もこなしていた・・・ 自分はあと何ヶ月でそこまでになれるのだろう。

ですが今の自分は、与えられた仕事をとにかくパーフェクトにこなして、より強い信用を得ることが何より大事だと思い、「嗚呼、任せてもらえる仕事がこんなにあって有難いなあ」と感謝しながら毎日働いています。仕事に行くことは、最近はまったく苦痛とは思わなくなりました。