heartbreaking.

中年の末路とその記録

原付でも任意保険に入るべきかどうか。

今月は原付の任意保険に加入しました。原付は、車に撥ねられることはあっても、原付(自分)が人を撥ねることはまずないだろうと思い、今まで自賠責保険しか入っていませんでした(自分が、車の運転中ならまだしも、原付で人を跳ねるなんて想像もつかないので・・・アホか・・・)。根拠もなく、ただ有り得ないと思っていたので今まで10年以上ずっと自賠責だけで原付乗り回してきた。原付で人跳ねるって、どんだけドンくさいんだよ?原付で、高い任意保険入るなんて捨て銭だぜ・・・

旦那が「もし年寄りでも跳ねたら一生かかって償わなければならなくなる」と言うので、心配しすぎだよ!とその時は思ったけど、イザ、任意保険に入ってみると、原付で走っている時間、どこか心にゆとりが持てるようになっていた。意識しなくても、無意識に、人間を殺すかもしれないというプレッシャーでストレスを感じながら走っていたのかもしれない。訂正。んなわけねえっす。やっぱ車に撥ねられる恐怖のほうがはるかにデカいっす・・・

任意保険は高いけど、対人・対物が無制限なので、原付でも油断せずに入っておくべきかもしれない。

原付で走ってる人間から見ると、夜道を黒っぽい服を着て歩く人間がまるで見えなくなる。自転車の心もとないライトも、対向車のライトにかき消されてほとんど無意味で、「ええ?そこに居たの?」と、ハッとすることが多い。

自転車のやつらも滅茶苦茶な走り方をしやがる。どうせ免許も持ってねえから、交通ルールもろくに知らねえんだろうな。

あと、終身保険にも入りました。障害も医療も幅広くカバーできるように組み合わせて保険に入ったので、日常生活に心のゆとりが持てるようになりました。これでいつガンになっても心置きなく治療に専念できる。いくら頑張って働いて借金を返しても、貯蓄をしても、病気をすれば金なんかあっという間に尽きてしまう。最初は、面倒臭いなあと思っていたけど、30過ぎたイイ大人が自分の将来もろくに考えずに保険について一度も真剣に考えることなく生きてきたことが、いかにいい加減な生き方だったかと、じんわり実感しています。

といっても不景気だし、なかなか保険まではお金をかけられない、日々の生活で精一杯の人も多いと思います。私も独身の頃は、最低限の安い保険しか入っていませんでした。家賃と光熱費と、あと独身だとどうしても孤独さを埋めるために趣味に没頭しがちで、その趣味にお金がかかってしまうからです。今は自由だ!あとはどうにでもなればいい、と刹那的な生き方でした。

ですが結婚して、二人で生きるようになると、自分が死んだときに、大切な人にいくらお金を残して死ねるだろうかと考えるようになりました。勿論、二人で長生きすることが一番よいのですが、どちらかが病気になったときも、せめてお金が用意できれば、どちらかの仕事も辞めてまで看病しなくて済むはず。体は医者に任せるしかない、あとは心の治療に専念すればいい。

独身時代は保険について真剣に考えたことなど一度もなかったが、これからは地道に・手堅く生きていこうと思います。