heartbreaking.

中年の末路とその記録

無能な人間など、・・・多分いない

会社では役に立っているとは思えない。上司に注意されることに腹がたつのではない、自分自身に腹が立つ。また、過去の誰かに言われたのと同じようなことを、ここでも言われているということは、やはり自分に欠陥があるのではないか。自分は病気なんで・・・ 精神的に病んでるんです・・・ そんな言い訳の言葉が頭の中で、今の精神状態の中での唯一の逃げ場であるかのように繰り返すときは、「嗚呼またか」と心まで消え入りそうになる。会社を辞めますと上司の前に立つ自分の幻が浮かぶ。役に立たない存在のまま、嘘をついてやめて、それで次の職場はどこへ行くのかまだ決まってもいないが本当に、次こそは上手くいくと思っているのか。どこへ行っても同じだ、今ある環境の中に適応していく努力をするのも仕事のうちだし、自分だけが馴染めないまま浮いていたとしても、せめて言われた仕事くらいは安心して任せてもらえるようにならなければいけない。

嗚呼、自分はなんて・・・ 無能 なんだ。「無能」なんて言葉は嫌いだが、では無能だと言われないために自分が今後どうすべきなのか、帰りの原付に乗りながら頭の中で冷静に自問自答を繰り返したが、結局は自分の性格や、他者とのコミュニケーション能力の欠如に問題があるのではないかという気がしてきた。それって、どうにもならない問題じゃないか、私が高校を卒業してすぐに働き始めてからずっと今まで抱えてきた問題なのだから。

どうにもならないのかよ!・・・むしゃくしゃしたので、帰りにUFOキャッチャーをすると狙ったぬいぐるみが一発でとれたので、少し心がラクになれた。案外、単純だな。そうだ、以前lstyさんが記事で述べていたように、日常の中に小さな楽しみ(何かうきうきするようなこと)を少しずつ取り入れていけばいいのだ。