heartbreaking.

中年の末路とその記録

なにもしないのが、ストレスを無くすってことじゃない

アタマがハゲるだけで、ここまで人間無気力になるのか。まあでも、円形脱毛症を知った直後はそうだろう。今は、そっとしといてほしい。だけど、いつまでもこのまま塞ぎこんでいるわけにはいかないことは、薄々気付きはじめている(布団の中にこもりつつ一応、考えている)。

ストレスを無くさなければならないと思うあまりに、普段通りの生活にすら馴染めなくなり、食事もとらず(食欲も失せた)、風呂も入らず(頭を洗うのが怖い)、夫婦の会話もなくなりつつある(自分がハゲたので、自分すら愛せなくなり、ゆえに夫のことも愛せそうにない)。

ストレスを無くす=なにもしなくなる… ということではない、最低限のことをする努力を怠るのは、おかしいと自分でも理解しているが、このハゲの無気力さのほうが、その理解力を上回る限り、私はなにもしようとはしないだろう。

自分に余裕がなければ、人に優しくなどできない。自分がハゲてしまえば、恋などしようとは思わなくなる。まだ君に〜恋してる… なんて気分にどっぷり浸る余裕がない。

いつからハゲていたのか不明なので、もしかすると、現状がハゲ止まりなのかもしれない。

子宮ガンかもしれないと言われてから性欲もなんとなく失せ、さらにアタマがハゲ、口の隅にはヘルペスがしょっちゅう出てくるので、こんな状態で子作りにはげもうとは思えず、なんとか現状を打開しなければ、、子供を授かるどころか、夫婦仲すら危うい。大げさかもしれないけど、細々したことが重なると、それにきちんと向き合うのが面倒くさく、どうでもよくなってくる。

とりあえず、こんな無気力な中にいても、仕事だけは続けなければ、社会から孤立してしまう。円脱なのに、家庭内でまでムリして明るくふるまうことはないが、会社にいる間くらいは普通でいよう… もう少し、落ち着いてきたら、この円脱状態を受け入れた上で、以前のような怖れのない明るさを家庭内でも取り戻してゆけたらいいな、と思う。

あー、歯もグラグラしてきた。手術よりもなによりも一番怖いのは、歯医者です。今年は悪い年になりそうだ…