heartbreaking.

中年の末路とその記録

案外くだらないことはない

なかなか話す機会のない興味のある人がいる場合、その人と二人きりで話す機会さえ与えられれば… 本当はこうしたいああしたいのにと心の中で描きつつも、結局、それは実現せず、心躍らない変化のない状況の中で、それ以外の人にばかり親切にしてしまったり、いつも心で思ってることを半分もできてない。
口に出して言えることの半分は自分の本意でない。口に出さない部分のほうが大事で、でも相手に伝えるすべをもたない。本当はこの想いと同じものを相手も密かにもっている… と、いうのは勘違いの場合もあるが、だいたい正しいのではないかと思う。

昔勤めた会社の上司に密かに恋心を抱いていて「ああこの人と、遊べたらいいのにな」と不純なことを思いながら、表向き普通に接していたら、相手も同じ気持ちをいつの間にかもっていたようで、お互いがそれに気づいた日からは、毎晩のように会いました。それに初めて気づいたときの喜びは、爆発的ですよ… え?お前も?俺もなんだよ!で、もうドカーンと爆発した勢いのままラブホへ行くしかないでしょうね…

だから誰が誰に興味をもっているかとか、誰と仲良くしたい、二人きりになりたい、ヤッてみたい、と思っているかはわからないですよ… 自分なんて地味だし、とか… いつも話してるあいつのほうがイイんだろうな、とか… でも話さないからなにもきっかけがないだけで、そんなのでも二人きりになる機会があって、火がつけばそのままラブホでその後もずるずると… ってなっちゃうんじゃないですか。彼氏いるとか結婚してるとかも全然関係ない。だって興味もってた相手だよ

だから、それぞれの人が口に出す言葉は半分は本人の本意ではないのかもしれない。だからたとえば話題の中に自分がなにひとつでてこなかったとしても、その輪の中にいる誰かは密かに自分のことを気に留めているかもしれない。
なにがいいたいかというと、結構、人は口に出さないところで色々考えてるよ、ってことで、ほんとくっだらないことからヘンな妄想まで色々考えてる。