heartbreaking.

中年の末路とその記録

手嶋龍一さんの素晴らしさに毎回脱帽

午後起きてるときは、つい「ミヤネ屋」観てしまう。今日はノルウェー銃乱射事件等について手嶋龍一さんが解説していた。
手嶋さんのことは、アメリカの同時多発が起きた当時によく見かけたので覚えていて、その時は「この人、話し方にちょっとクセがあるな、でもまあいっか…」と思った程度だった。

最近は民法のあちこちで解説者としてよく見かけるようになり、相変わらず話し方に独特のクセがあるが、よく耳を傾けてみると、この手嶋さんという人が如何に聡明かつ先見の明があるかがよくわかり、いつの間にかその言葉ひとつひとつを注意深く聞き入っている自分に気づいた。

話し方はけして流暢ではなく、途切れがちではあるが、それを補うように、発する言葉のひとつひとつが、より選び抜かれた無駄のない、口頭で聞いているのにまるで何度も校正された完璧な文書の一端を見せられたように感じてしまうのだ…

語ろうとする物事の核心をまず理解して、ただその事実を伝えるのみならず、その背景になにがあり、さらに我々日本人はその背景から何を学ぶべきか常に考える姿勢が素晴らしい。

もし自分がどちらかの先生になにかを学ぶなら、池上彰さんよりも、手嶋龍一さんに学びたい… 
しっかし、今日のミヤネ屋は昼にやる内容じゃないよ?手嶋さんの素晴らしい言葉の数々が、昼寝がてら部屋でゴロゴロとテレビつけてるだけの主婦や夏休みの子供に果たしてどこまで通じているのか、染み入っているのか…