heartbreaking.

中年の末路とその記録

昔のゲームがどんどん美化されていっただけで今のゲームもけして悪くない

最近のスクエニゲームにありがちな「なんのために戦うのか…」のように、「なんのために生きるのか…」という自分自身への問いかけを、面倒臭い、と切り捨てたくなる気分のときもある。

FF7の頃からファイナルファンタジーの世界が中二病的になってきて、純粋にゲームを楽しみたい人はドラクエをやるだろうが、でも、案外大人になっても「なんのために…」とつまづくことがあるように、ゲームの主人公たちが戦う理由を求める姿に、いまの不安定な自分がシンクロすることがある。

FF系統(キングダムハーツも)にはドラクエとは違う、独特の美学があるようだ… 日常に追われていて「なんのために」とかイチイチ考える暇はねえーって人は、そんな考えをもつこと自体を子供だと思うだろうが、そんな人もきっといつか立ち止まり「なんのために」を考えるときがくる、そんなとき、中二病的だ、面倒くさいと切り捨てたがっていた自分をしばし離れて、作品中で放たれる言葉ひとつひとつに耳を傾けてみるといい。きっと自分がこの先生きるヒントや勇気を与えてもらえるかもしれない。

いまのスクエニ王道作品は主人公たちの顔が、「あれ?この顔トキオの長瀬じゃね?(クライシスコアのアンジール…)」 「ジャニーズの誰かっぽい…」 「(リアルの顔見知りな)あんま好きじゃねえ人間に似てる…」 「元カノ・元カレに似てる」…みたいに、芸能人やら、リアルのあんま好きでない人間(好きであってもゲームにはでてきてほしくない)に似てたら、ちょっとなあ……
うわ、やめて〜!って思う。

で、そこでもうゲームをやらなくなってしまったり、どうせまた綺麗な映像ばかり見せられる、ホストみたいな男ばかりで気持ち悪いぜ… と一部の人を寄せ付けなくなってしまったかもしれない。

昔のゲームは純粋にゲームしててよかったな、今みたいに顔がリアルすぎずにプレイヤーが想像する楽しみがあった、
…と偉そうに言ってみたところで、では今、昔のRPGをできるか?といえば、できません… 名作とうたわれる昔のゲームも結構前置き長いの多い。過去の思い出が、自分の一番楽しかった時代の思い出と重なって、どんどん自分の中で美化されていったんだ…

で、やっぱりゲームに映像は大事。だからどんどん新しいハードを買って、新しいゲームをやったほうがいい。人生は短い、常に新しいハードを取り入れながら、今の時代を楽しんで生きてくほうがイイってことに気付いたんだ。