heartbreaking.

中年の末路とその記録

梯子たん回想−2

「heartbreaking.」始動
2005年(いまから7年以上前)、gooブログで日記スタートしました。「ATH-AD9(今も愛用中のオーテクヘッドフォン型番)という名前で女神転生やロマサガのゲーム日記や、ゲーム音楽について適当に語り、絵を描き根暗なポエムも出す、中途半端なオタクで、からくり替え歌のサカイさん情報を追いかけたり… お前は何がしたいのだ?という感じで。

後に「ゆがんだはしご」に改名する(ブレスオブファイアの曲名から適当に選んだ)。

女だけど一人称が「俺」に固定するまで
30歳が近いのに一度も恋愛したことはなく、当時、完全なる非モテでした。恋愛なんて未知の世界で漫画の中で得られる情報程度しか知らない… 実は大人になってキスもしたことがないので、すべてが想像だけでおぎなうしかない状態の中で、コメント欄に女性客がくると俺を「男」だと思ってエッチな話をふってくるから相当苦労した。

え、いや、あの… 男じゃないっスよ(あせあせ)、と思いつつ漫画で得た知識をフル稼働して男の立場で返事をしていた。えーとじゃあ貴方が俺の上に乗ってくれたらいいかな?とか言ってみたりして反応を伺うとか… 俺の想像力はどこまで通用するのかみたいな…

なぜ男のフリをしていたかというと、女である自分が一番魅力的だと思える男を文章のみで演じるのは実は難しくはなく、自分好みの男に自分がなれる(!)、しかもそれは本当の自分とはちょっと違うので、客観的にその言動を自分も観察して楽しめるという… それが昔の俺の面白さの秘密だった(自分で言うな)。あー面白いなこの男… ああなんだ俺かorz みたいに自分の文章読んで笑ってた。

皆が信じてくれるから文体はますます男らしくなり(?)、本当は女だけど、一人称「俺」がだんだん板に付いた。本当は自分でも最初迷った。男じゃないのに「俺」を使うことについて。リアルバレしたときには、優しい女性が涙を流して「なぜ、貴方は女性なのに、俺などと言うの?」と問うてきた。ははは、ネット人格ですよ、という言い訳は通用するわけなく… すみません、って感じだった。