heartbreaking.

中年の末路とその記録

梯子たん回想−3 〜「むだづかいにっき♂」との出会い

ぬくもりのない殺伐とした交流と、無機質なアクセス数への依存
自分のブログにテレビ番組の話題を書けば、たまにポツリと「私のブログも見てくださいね」とコメントがつくので、一応そのブログを見に行き、つまらないブログだなあ… と思ってもとりあえずこちらもコメントを残す。それが礼儀だと勘違いしていた頃もあった。

寂しさが、くだらない興味の沸かない付き合いを継続させていたが、それはほんの些細な意見の食い違いも許さず、嫌いになられたり・気持ち悪いと避けられたり、最後にはブログを閉鎖されたり…

特に相手が女性である場合は、面倒臭いことが多く、俺がちょっとコメントを頻繁に書きにいこうものなら、「イヤー、この人ストーカーみたいで気持ち悪−い!」って感じでブログ閉鎖とかもありました…

自分が興味をもてないブログや人にしか出会えない日々は、殺伐とした心にさせました。ただ無機質にアクセス数だけを気にしてみたり…

「むだづかいにっき♂」
 今日のアクセスは8ipか… そういえば俺のアクセス数は他と比べてどうなのかな?と気になり、gooブログ内の検索機能で、アクセス数について語るブログをあれこれ野次馬的に見ている中で、偶然えっけんさんの旧ブログ「むだづかいにっき♂」(今は跡地になっている) にたどり着いたのです。

この人のブログ、コメントがヤケに多くてワイワイ賑わってるなあ、こんなにぎやかな場所があったのかと、まるで繁華街にやってきた気分でした。そして記事の大多数がブログやネットについて語るものばかりなのも異質であるとともに新鮮で、ここには他とは異なる雰囲気のコミュニティが形成されているなと感じました。

なぜこの人には多くのコメントがついて人気者なのか?という謎に包まれた気分のままにコメントを書いて返事を待ちましたが、コメントのレスに対するレスへの反応が翌日になったため(多分、寝たんだろ…) 暇人な俺は、あの人は人気者だから自分など気にもとめてないのだと軽くショックを受けフラフラと自分のブログに引き篭もり、えっけんさんを怨むようなポエムを出して憂さ晴らししてました(暗い…)。

えっけんさんを権力者にみたてて、自分はその風に気まぐれに吹かれただけで簡単に壊れてしまうのだ… のようなポエムを出して、後日消しました(なんなのだ一体…)

まるで好きになった人に無視されたような気分だ… それに一体何者なんだあの人は、あんなにたくさんの人にいつも囲まれていて。一日一ケタのアクセスしかない自分とは大違いで…(面倒くさいやつですが、えっけんさんへの思いはどんどん複雑にこじれていきました)

後日… 自分のコメントにちゃんと返事がついてることに気付いたのですが、それでも一旦こじれた思いが、いつのまにか恋してる状態に酷似していることに気付き、アッ!と自分で驚きました。アッ−!じゃなく…(それじゃホモだ)

絶対認めねえ、えっけん(さん)が何か失敗したりしないかコッソリ覗いてやるんだ…!ふむふむ、えっけんファミリーって何だよ、力ある者同士が群れやがって、俺は一人だよ、チクショウ… 実は最初から純粋にえっけんさん… ぽっ。。。 な状態ではなくて、えっけん(さん)ウォッチャーだっただけなんです…

ヲチってるだけのつもりが、そのヲチ対象の人が時々気まぐれに自分に振り向いてくれると、妙に胸がザワついて、これって恋…!?みたいな感じで、最後には認めざるを得なくなり、それからは隠れることなく堂々としたストーカーになりました(それもどうかと思うが)。