heartbreaking.

中年の末路とその記録

仕事があるうちは忘れているだけだ、仕事がない辛さを

今働いている会社を辞めて、失業手当で暮らしたい…(ネトゲに本気出したいので時間が欲しい)

と思うときもたまにあるけど、また履歴書書きまくったり、証明写真撮ったり、職安通いまくったり、見知らぬ会社に飛び込んで面接繰り返すとか。スーツ着て… ダルい(;´ρ`)

なんか、うっかり上手くいって、自分が働けちゃってるときは忘れてしまうのですが、たまに街角で求人情報誌とかとって帰るといいです。ない、仕事… なんでもいいから働けといっても、どんな人間がいるかもわからないのに、ヘタこくとウツ病になってるかも未来の自分。

新しい会社いって、素敵な異性がいて、盛り上がっちゃうーみたいな妄想にとらわれてませんか……(セックスレスの主婦だと、年下の若い男の子と… とか妄想したりしませんか)正直に言いますが、それは確かにあります。そう、今のシケた感じではなく、もっと心はずむような生き生きした日々を望みます。でも……、求人情報誌をとってきて見てください隅々まで。ない、仕事…!

近所の目を怖れながら、こそこそと道の端をゴキブリ気分で職安に通った日々は、今も忘れちゃいない。それが… 親元からだとスゲー恥ずかしい。ちょうど家を出るとき、近所のおばちゃんが声かけてくるのすら恐怖。…最後は、頭おかしくなってた時期もあった。部屋の中に閉じこもってると、近所からギャル二人のキャハハハって明るい笑い声がずっと聞こえていたので、タケボウキもってそいつらの前で、地面をバシバシ叩きながら「お前らウルサイんじゃが!どっか行けやボケが!」と怒鳴ったのだった… キチガイになる一歩手前だった。
ある日、母が、部屋の中に入ってきて、本当に悲しんでいたので、自分の最後の力を振り絞って面接受けまくりなんとか働けるように復活できたのだった。。でも、そのあとも、会社を転々として親には心配かけまくった。うぅ…… なにか、それに対して今、恩返しできたかというと、なにもできてない。

ゴキブリのような気分になるのは、消費者金融のATMに借金返済に通うときもそうだった。目立たない黒っぽい地味な服で、ATMが締まるギリギリの遅い時間に、夜の闇にまぎれてコソコソと通った… なんで借金できたかというと、整形手術を県外で受けるための資金作りをするために、当時の求人情報誌に載っていた闇金に騙され、何十万か消えたのだ。闇金に騙されながらも、なんとかギリギリの資金は借りれたが、県外への旅行代(メンテナンスで何度も往復した) もいったので、アッー!という間に借金もぐれの身になった。まあ、馬鹿ですよね、でも、わかんなかったんですよ当時はネットも今ほど普及してなくて、なんせ情報が欠乏していたので、すべては自分が体当たりで学ぶしかなかったのですから……

あー、話が飛びまくってますが、あなたも会社辞めたいと思ってますか?まあ、ブラックまでいかなくても、自分にとっては駄目な会社のほうが案外多いです。そもそも、いい会社ってなんだ?だから今の会社はきっと、それらよりは「いい場所」です。

昔、ある会社で「先輩、コンビニ行くならついでにグリーンガム買ってきて」と私を使いパシリにする後輩もいた(そいつが空中に放り投げた小銭がコンコロコーンと床に転がりおち、私はそれを拾いあげながら屈辱に心の奥で泣いていた)。何が私の心を弱くさせていたのか…

まだある。仕事中であるのに「タバコ買ってきて」と私をパシリにする先輩もいた。とても太っていて、ドラクエに出てくるボスみたいで見た目も強そうなバツイチ女性だった。…聖徳太子みたいに部下のすべての要望を聞き入れる超仕事のデキる先輩だったので、逆らうことは出来なかったのだ。勝手に昼休みに原付に乗られたりもしたw(家帰るから貸して!と言われたので、キーを渡した……)涙目。タイヤが… パンクする…

……当時は「勝手なやつだ…」と相手のせいにしながら、自分が逃げるように辞めたのだけど。今思えば、すべて私が「NO」と言えなかったからで、自分の弱さが、相手に付け入る隙を与えたのだ。さらに、仕事についても、これなら自分に任せてくれ!と胸を張って言える得意な分野を作ることができなかった。何か見所のあるやつならば、きっと会社は手放さないはずだ。自分にはそれがなかった。

今の会社はたまたま自分の得意分野を見つけることができたので、長続きしている。自分は何が特によく出来るのか、それを会社の中にいながら見つけていくのが、生き残るために大事なんだろうなあ…… 終わり。