heartbreaking.

中年の末路とその記録

誰かに必要とされることが、生きる力になる…

最近気付いたのは、仕事が忙しいと言ったり思っていられるうちはまだ幸せなほうで(ただし、過労死しない程度であれば…)、本当に誰からも必要とされない、別にいてもいなくてもかまわないよ程度の存在になって、自分が空気か泡みたいに感じられた瞬間の虚しさに気付いたときこそが、本当の絶望の始まりなんだろうなーと…

仕事に対するヤル気のなさって…、誰からも必要とされてない自分を心の奥で認めてしまったときから現れてくることに気付いたので… 少しでもいい、必要とされている実感てやつを感じられたら、がんばろうとするんじゃないかなあ…

まあ、本人がいくらがんばろうとしても、がんばるための機会すら与えられなければ、がんばりようもないのだけど…… 年齢が高いとか、子供がいるとかで、難しくなるかもしれない。

自分は必要とされていないのではないか…?という虚しい感情がその人全体から伝わってくるときは、案外それとは対照的に誰かに必要とされて輝きを放つ者が近くにいる証拠かもしれない。

夜勤のほうはワケありな人が多くて、とくに年配の女性は、孤独死を自分の中で決定付けているような言動が漏れたり、非正規雇用の身分だから社会保険も入れずに病気をしたらどうなるのかという不安を常に抱えていたりで、多分、普通に恋愛して結婚して子供をもうけた一般的な人たちからは想像もつかないような暗く深―い場所に身を置いているのだろうな…

恋愛とか結婚とか子供作ることは、自分一人ががんばってもそれだけでどうにかなる問題じゃないので…… 相手の心あってのことなので、そこを失念して、努力が足りないとかどうとか説教するのは間違いだと思うし、俺も独身時代が長かったからわかる部分はある。

でも人間て、自分が欲しかったものを手に入れてしまったあとは、それが手に入らなくてもがき苦しんだことも遠―い過去の話になってしまうので、失礼ながら、自分は余裕のある状態でその苦しい人たちの悩みを聞く立ち位置になるので、心の中では、ゴメンな… こっちはもう結婚してそこそこ幸せだから悩みをただ聞くことしかできないけれど、馬鹿にしたりはしていないよ、という思いで聞いている。やっぱり人を馬鹿にしていると、おのずと相手にも伝わると思うので、誰かの悩みを聞くときはその点は注意している。

自分にできることは、話を聞いて、ただ頷いてあげることなのではないか?と常々思っているので、彼女たちがもし心の内を素直に打ち明けてきたときは、その心が少しでもラクになれるように話を親身に聞くようにしている。

なんか、めっちゃイイ人だよね(俺がw)