heartbreaking.

中年の末路とその記録

昔の歌謡曲を歌う女性たちは今よりもっと魅力的だったなあ…(しみじみ)

無職4日目… 家の外では小さな子供がうるさいので、ヘッドフォンつけて昔のアニソン聴いてる。

レイアースの本田美奈子の「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」が一番好きだ。感情に訴えかけてくるような歌い方が上手いなあ… 

本田美奈子は白血病で亡くなった。死んでしまった人の歌なんだなあ… と思いながら、アニメと重ねてこの歌声を聴いていると涙が出そうになる。

1986年のマリリン 総集篇 本田美奈子 :決定版 ※動画サイトに飛びます

本田美奈子は1986年のマリリンでセクシー路線で人気が爆発。俺は子供時代にそれを見ていたので、ずっとそのイメージのまま止まっていたが、今、当時の映像を見ても、タマランなあ~この痩せ具合とキュートすぎる顔が… さらにはぎれのよい踊りが最高すぎる。

昔は歌謡曲の全盛期で、松田聖子が結婚した1985年以降は女性アイドルの争いが熾烈で、その渦中にいた本田美奈子はどんなに歌は上手くて実力はありルックス抜群でも、その才能が時代の渦の中に埋もれてしまった… だけどこの時代でなければ彼女のような危ういセクシーさの売り出しは微妙であったかもしれないので、ひとかけらのチャンスを掴んだ彼女にもっと良い歌を誰かが提供していれば違っていたのかもしれない(ちなみに1986年のマリリンの印象的な歌詞は秋元康)。

マリリンの歌のあとは「Sosotte」といういまいちな曲で、セクシーさで売り出した彼女を活かしきれず、その後は…… 知らない間にヒットチャートからもテレビからもあまり見なくなった。けれどその間も彼女は活動を続けていて、ウィキで彼女の人生を読んでいると、たった一人の女性の人生にも、こんなにも数多くの転期が訪れ、様々な生き方を模索していたことがわかる。誰にもわからなくても、人は様々な苦労や努力を積み重ねて生きている… そのことの素晴らしさを教えてくれるのはいつだって、この世からいなくなってしまった人たちなんだ。。

この1986年という時代は、彼女以外にも、中森明菜・小泉今日子・中山美穂・おニャン子クラブなど、あまりにもライバルが多すぎた。さらに渡辺美里やテレサ・テンなど、アイドル枠を超えた脅威の存在もわんさかひしめいていて、その中で輝けるのは偶然の産物か時代の気まぐれ。

石井明美のCHA-CHA-CHAが明石家さんまのドラマでブレイク・1986年のナンバーワンソングとなって歴史に刻まれたけれど、潜在能力的な歌唱力は本田美奈子のほうが上ではないかと思うのに、チャートでは本田美奈子はかなり下位になっている。

あと、最後にぜんぜん関係ない話だけど、本田美奈子って、すごい痩せてるじゃないスか… やっぱり女性って、痩せているほうが魅力的だなあとつくづく感じました。そこに若さが加わると最強ですね、触れると怪我をしてしまいそうな・研ぎ澄まされた美しさにあこがれてしまいます…