heartbreaking.

中年の末路とその記録

就活中に家族の意見なんてアテにはならない、結構いい加減なことを言うもんだ。

無職13日目…

家の者から、早く新しい仕事を見つけろと毎日言われ続けて、日増しに焦ってきている。だからブログどころではなかった。

家の者に口うるさく注意されると、「会社を辞めたばかりなのに、もう働けとは…これが家族なのか…? 前の会社で疲れているんだ、もう少し休ませてくれ」という気分だった。

家族を不安にさせる選択をしたのは、故意にではない。誰も、望んで家族を不安にさせようなんて思うはずがない。これは複雑な事故なのだ…

仕事を辞めて最初の一週間は、次の職を探すなんて気分にはなれなかった。家の者に、「なんで前の職を安易に辞めたのか」と注意されるたびに、言いたいけれど、言えない反論を呑み続けて、どうも具合が悪くなってきた。

「前の会社を辞めたのは、お前が想像するほど安易な理由ではない」

「同じ会社で同じ仕事をしたわけでもないお前に俺の感じた苦しみ・悲しみの何がわかるんだ」

のように、心の中では毎日反論している。

不安のあまり、家の者が口うるさくなるのは、生計を共にする大人同士として当然なんだろうが、あまりしつこく言われ続けると、心の中でブチッと切れたままの状態で、趣味も楽しめない気分のまま一人で塞ぎこむ時間が増えてきた。

最近は、真剣に職を探し始めたけれど見つからない状態が続いているので、何か言われる度に、舌打ちして睨みたくなるほど忌々しい気分だ。なんに対してかというと、すべてに対してだ(こうして犯罪が起こるんだろうな)。

俺は真剣に探しているが職が見つからない(たった1ヶ月でマトモな職が見つかるわけがない。ノースキルでは、工場の交替制勤務で命を金に換金する過酷な仕事しかない)

とうとう追い詰められて、工場に入社したものの、体力がもたずに辞退してしまった。

工場の仕事すらできないのか… とガックリしながら家で寝ていると、前の会社の直属の上司の顔が何度も浮かんで「戻ろうか…」と考えもした(涙も出た)。そしてその思いを家族にも打ち明けてみたところ「戻ればいいじゃない」と、なんとも呑気な返答だった。

前の職に戻ればいいと、家族は簡単に返してくるが、なんて無責任なんだろう…(いや、言い出したのは俺だが) なにもわかっちゃいない。ある意味、自分を一番追い詰めているのは、一緒に暮らしている家族なのではないか。

前の職で、富士の樹海が容易に頭に浮かぶような苦しみ・挫折を感じ続けていたのに、同じ環境に、何の変化もないままの自分がそのまま戻るなんてことは… とてもじゃないが考えられないことだった。いくら工場の過酷な労働で体が疲れていたとはいえ、愚かな考えだった。

家族は、俺が前の職に戻るのだと、安堵した様子だったので、一応訂正しておくことにした。

やはり前の職に戻ることはないと家族に告げると、「なにくだらないプライドにしばられているのか」と注意された。家族というものは、自分が人生の岐路に立たされて迷っているときには何の指標にもならなくて、最終的に判断するのは自分にしないと後で大変な過ちだと気付く事態に陥る…(もしかすると命を失うことになるかもしれない) 家族なんてアテにはならない、結構いい加減なことを言うもんだ。

つくづくそう感じたので、これからは自分の心の声と、この体で実際に体験した出来事だけを信じて生きていこうと思った。

……数時間後、自分の文章をもう一度読んでみたけど、我ながら何を言っているのかよくわからない内容だと思った。。。ヤバイ