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heartbreaking.

旧URL http://kuroihikari.hatenablog.com/

 

女であることの証明を持つ者、持たない者

感情 同性 子供がいない苦悩

人と多く関わりすぎた反動が一気にきたようで、心が妙に疲れています…

思いきりよく外に飛び出したままでいられる間は、どんな雑多な情報がこの目や耳に入ってきても案外平気だったのですが(いわゆる社交的な自分になれている状態)。

たとえば、風邪をひいてしばらく会社を休まざるを得ない状況だったり、それが数日続いただけでもう、外界の穢れた情報いっさいから目や耳を閉ざしたままで、誰とも関わりを持ちたくないと強く思うように変貌してしまう。

ネットにある情報などまだ可愛いもので、現実の世界で飛び込んでくる話はどれもキ○ガイじみている。私が過去にバツイチ記事を出したのなんて可愛いもので、世の中にはバツニ・バツサン・いやそれ以上がいるし、子連れで再婚も当たり前で、とにかくキ○ガイだらけなのだ… そのような人々と同じ空気を吸っていて平静でいられるわけがない。

魂は器を選べない
前の会社で昼食を一緒に食べていた、子持ちの主婦からメールや電話がきていたが、心が疲れていたので返事をしないで寝ていると、後日、その人が傷ついているようだという話が耳に入ってきて軽く落胆する。

たった数回連絡をとらないくらいで、もう終わりか… 結論をいそぎすぎている。

だけど、内心ほっとしている。嫌われて、よかったのかもしれない…

やれやれ、仕事辞めたあとまで、自分の子供の話を聞かせたいのか?もう、いいだろう… 私は疲れたので、どうかそっとしておいてくれ… 私が今、連絡をしないことで、傷ついたと思われるのも迷惑だ。私のほうが貴方の何倍も傷つけられている、貴方の無邪気に話す子供の話を、当然のように聞かされ続けた私の精神的苦痛は、子供のいる貴方にはわからない。

私は貴方に聞かせてあげたかった…… 子供がいなくて辛いと思う、私の心の声を。

もし、貴方と私の魂が入れ替わっていたなら、今頃、こんな寂しさを感じているのは貴方のほうだったかもしれない。

たった一つの罪があるとすれば、それは、神が貴方だけに天使を与えたこと。平等ではない神など、神ではない。いえ、神などは存在すらしていないのか、瞳を閉じても私の目の裏には残酷に笑う悪魔しか映らない。

女であることの証明を持つ者、持たない者
突然に、今日は生理だから辛いと、女であることを意識せずにはいられないことを話す女がいる。それは若くても老いていても関係ない。しかし彼女たちは、目の前にいる女が生理が無いかもしれない、という可能性までは考慮せずに発言している。

毎回生理があるたびに、いちいち人に言いたがる女というのは、よくも悪くも一癖あるような気がしてならない…

中年や高齢な女が、生理がまだあることを誇らしげに、わざわざ人に聞こえるように話してみたり、あるいはヒソヒソと「今日生理なの」と同僚の若い女に伝えるのは、一体なんの勘違いなのか。

ただ、気持ち悪い。

トイレの中に入ると、すでに子供を産んでいる女たちが生理の話をしていることもある。

私は生理不順で、子供を産めないまま閉経してしまうのではないかと恐れている。

自分には女としての証明が何一つ持てないことに、心のどこかに不安を覚えながら、個室の中で用を足していた。食べたものを排泄するための器官、男たちの慰み物として扱われるだけの器官、こんなものをぶら下げて、わけもわからぬまま生きている私はどこへいこうとしているのか……

今話している、おばさん、確か子供がいたんじゃなかったっけ… まだ子供を産むつもりなのか… 私は恐怖すら覚えた。

私には一人も子供がいないのに、この人は何人産むつもりなのだ?

子を産んだ後も、まだしっかりと「女」である証明など、私は聞きたくもない…

何故、神は、子供を皆に平等におあたえにならないのか… 天に両手をさしのべてこんなに強く請うているのに、いつまで待っても私の天使は舞い降りてはこない。嗚呼、私の可愛い子は、私が抱きしめるときを待っている、だから、だからはやくこの手に…

まだ見ぬ私の子を、夢の中で抱きしめながら、この心は病んだままでずっと暗闇の中。こんな日々がいつまでも続くなら、私は神すらも許せなくなる… きっと人間に復讐せずにはおられない、このままこの顔も肉体も醜く老いて、絶望しかない世の中で子供もいないまま生きてゆくなら、自分がどんな化け物に変わってしまうかわからない。 

そして、何年も一緒に暮らしていても、子供を産ませてくれなかった夫のことも…… 憎んでいる。

貴方と私の違い
私は (子供のいる)貴方のことが本気で嫌いにはなれなかった。

根底に流れる思考形態が似通っているように感じるからだ。

だから私たちはお互いの環境の違いも乗り越えて、心の奥で惹かれあっていた。

たくさん馬鹿な話もした。

二人を引き裂いてしまったものは、子供がいるか・いないかという事実だけだった。こだわっていたのは私のほうで、貴方にこだわりはなかった。それは当たり前のこと。貴方には、子供に関する根源的な悩みがないのだから。

メールに返事を返さず寝ていると、こんなメールが届いていた。「私のことが嫌いなら、嫌いとはっきり言ってくれたら、もうメールはしません」

私の頭には、貴方が放った一言に対する恐れがあった。貴方は笑顔で私にこう言った。

「子供はいいよ、だから○○さんも早く自分の子供を作らないと」

私は、貴方の無邪気な残酷さを恐れている… また無邪気に、尤もらしいことを言われるのかと想像すると それに耐えうる心の体力がこれ以上はない ので、やはり二人きりで会うのは到底無理なのです。

人に、自分のことを話したいときは、まず相手がどんな人なのかをよく観察してからにしてほしい。

貴方の目に映ってきた世界が、そのまま皆の共通の世界ではないということに…… どうか、気付いて、そして心の中で密かに憐れみながらでも構わない、とにかく二人の共通にはならない話題は極力避けてとおるのが、それが優しさだと思う。