heartbreaking.

中年の末路とその記録

上階の足音の騒音があまりにも酷いので警察呼びました

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CS放送で、聴覚障がい者を演じる菅野美穂のドラマ「君の手がささやいている」を見ていた、なかなか意味のある良いドラマである。若い頃の菅野美穂はとてもかわいらしかった。

ところが突如として、上階からドコドコ・ドコドコ・ドッスン・ドスン・ドン・ドン… と物凄い足音が聞こえてきたので俺のやすらぎの時間が破壊されました。また、上階の住人がなにか暴れているようだ… 踊ってんのか、筋トレか、それとも俺に対する嫌がらせ、なのか……

毎日毎日、いい加減にしろ!と、とうとうブチ切れてしまいました。うるさいんやが!と怒鳴っても、いっこうに納まる気配もないので仕方なく、俺は台所にある関孫六の(恐ろしくよく切れる) 包丁を片手に、ジャージ姿で頭はボーボーのまま部屋を飛び出ると、上の階めがけて階段を一段一段あがってゆきました。まさか上階の住人も、俺みたいなキレやすいキチガイ人間が住んでるとは思っていないのだろうな(・∀・)キヲツケロヨ……

古いマンションで、俺の部屋は角部屋なので、上階の住人が犯人であることは明白です… 俺は上階の住人の号室のドアの前で、右手で関孫六の包丁を握り締めたままで、左手でドアノブをガチャガチャしました。ガチャガチャ、ガチャガチャ…… そして反応がないので、ドアを叩いてみました。

そいつが顔を見せた瞬間、殺すつもりだった。ほんの少し、親の顔が頭をかすめたが、だがしかし頭の中ではとにかく、

―毎日毎日、馬鹿にしやがって…… ぶっ殺してやる……―

…という怒りでもうどうにもならない状態に陥っていたので、とにかくこの糞やかましい馬鹿な住人がツラ出した瞬間、包丁の刃先でオイコラおまえナメとんのかブッ殺されてえのか… と脅しかけて二度と騒音出せなくしてやるつもりだった。ドアの隙間から体ねじこめる状態であれば部屋の中に乗り込んでブチ殺してやるつもりだった、それくらいの覚悟は持った上で、包丁を持って飛び出したのだ… 守るべき人たちはいるのだが、そんなことすら頭の中から掻き消えるほどに、騒音被害は腹がたつのである……(まだ、子供の足音ならば我慢しようではないか… だがしかし、こいつは間違いなく「大人」である、なのに非常識な足音で他人に平気で迷惑をかけているわけだ、果たしてこれは悪意があるのか・ないのか…)

料理以外の目的で包丁を握った瞬間に常識的な思考など頭の隅に完全に追いやられていた。人を殺せる勇気がとめどなく溢れ、殺した後どうなるとか考えていなかった。そして実は俺は人を、殺してみたかった…… これは、その欲求を満たすためのきっかけに過ぎなかった。

騒音被害なめんな… 下の階の住人に足音で迷惑をかけないように、気をつけてくださいね(・∀・)

ドアに耳をつけてみるが、部屋の中からなにやらズンドコズンドコ音楽は漏れ聞こえてくるのだが、中の住人が出てくる気配はなかった。しばらく包丁を持ったままで、寒空の下ガタガタ震えながら待ち構えていたのだが、あまりの寒さゆえ、俺の頭の中に常識的な思考が流れ込んできた。包丁で脅すか、刺し殺すという選択を実行するには時間を要するため(ジャックニコルソンのシャイニングみたいにオコンバンワー!やりたかったのだが、あまりの寒さゆえガタガタ震える妻状態だったので、無理になってきた…)、 静かに階段をおりると、俺の貧弱な頭がはじきだした答えは単純なものでした。

部屋に戻るとテーブルの上に包丁を置いて、スマホを握っていた。
警察へ電話しよう… 110番… 

警察を呼ぶことにしました。正月で、糞寒い夜中に、近所の騒音被害でいちいち呼ぶのは本当はよくないのだが、しかし昨今は物騒な時代であり、個人間のやりとりでは最悪殺し合いとなってニュースに出る可能性もある(つか俺が包丁持って殺す気でいたのだけど)…、ま、出来れば穏便に済ませられるなら、そのほうがいいだろう…
(賃貸の管理会社を呼び出す、って方法のほうが良いのかもしれないが、警察を呼ぶことで一度ビビらせておく必要性を感じるほどに、酷い、耐え難い騒音だったのだ… それも一度や二度じゃない、ほぼ毎日なんだからな……)

「騒音被害なのですが、来ていただけるでしょうか…」
「はい、ご住所をおきかせいただけますか?」

案外すんなりと、騒音被害でも来てくれるようだ。警察って本当に偉いなあ…… 正月からちゃんと働いてるわけで、スピード違反でつかまったときは愚痴ばかり言ってしまうのだけど、でもやっぱり警察って有難い存在なんだよ…(ちなみに俺は過去に、刑事が来たこともある、ブログで自殺をほのめかしたために…)

しかし、警察が来てくれたとほぼ同時に上階の騒音がピタリととまった…… パトカーの音はしていないはずだが、どうした?(ちなみに警察は静かに俺のマンションの前まで来てくれたので、近所の人もまったく気付いてない様子であった)。

糞寒い中、警察が二人来てくれたので事情を説明すると、俺の住所氏名電話番号と現在の職業を聞かれたので正直に答えた。はい、無職です…(嘘言っても仕方ないしな)

聞かれたのは、
「何時から何時にかけて騒音被害がありますか」
「いつから(何日・何ヶ月前から) 騒音がありましたか」
「どんな感じの音がしていますか」

などで、まあ騒音被害なので、聞く側の警察の人も優しい感じで、こっちも答えやすくて助かるなあ… 俺も警察と一緒に上階の住人に顔出してもよかったのだが、ツラみた瞬間ブチ切れてしまいそうだったので、警察だけで苦情を伝えに行ってもらうことにした。

「ちなみに上階での騒音被害であることを伝えると、こちらが申されたことが相手にわかりますがその点は問題ないでしょうか」
「はい」(殺すつもりでドアの前まで包丁持って移動したくらいなので、別に構わねえよ…)

警察が上階の住人の号室に苦情を伝えるために移動してから、10分くらい待っていたかな… 特に揉めるような声も聞こえてこないようだ。ははっ、俺が逆の立場であれば、俺がいつ足音で迷惑かけたんだよ、何号室の人間だよブチ殺してやる、と逆ギレする可能性もあるんだが…(すげー勝手…) 結局なんに対してもキレる俺であったorz

警察が聞き取り調査してくれた結果によると、どうやら上階の住人は音楽を聞いてノリノリで踊っていたらしい…orz なんなんだよ、いい齢こいた大人が、夜中にドタバタ足踏み鳴らして踊ってんぢゃねえよw 

この賃貸が最低限の防音機能を備えている(だろう) と思い込んで毎日踊りまくっていたらしい… まったく迷惑な話だ。あのなあ、夜中に音楽聴いて踊るとか、そんなのはどんな高級マンションでも無理だからね、やっちゃいけないの!

騒音で一番腹立つのはなにかっつーと、やっぱ足音だな… 皆、静かにしようよ、ね?他人に迷惑かけちゃ駄目(´ー`) つか警察に迷惑かけてる俺が一番最低なんだけどな…… 缶コーヒーでも冷蔵庫に入れておけばよかった…(お礼言って渡したかったなあ…)

後日談 - 警察呼んだ後日談と、注目のブログについて思うこと少々(2015-01-04)