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heartbreaking.

旧URL http://kuroihikari.hatenablog.com/

 

Kindle書籍-読まれることなき文章を、闇に閉じ込めたまま

書籍化計画

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今日は久々に書籍について少々暗い話をしますが、その前に明るい話題から……

www.kandosaori.com

貫洞沙織さんの本が出ました。彼女が何を表現しようとしているのかということに恐怖を感じていたのですが(一時期ブログであけすけすぎて危険な発言の多かった人であるし、かなり警戒していた……)、しかし実際手に取ってみれば、そうした不安は杞憂に過ぎず、確かな手ごたえを感じさせる内容になっているようでした。表紙も素敵で、紙媒体で本屋に平積みしていてもなんら違和感ありません。Amazonに面白いレビューがありましたが、これは彼女の創作の世界に入りこむための「入門書」といってよいでしょう。

彼女の文章は、今後につながる可能性を感じさせる。だから活動を見守ってゆきたい……お疲れ様でした。なんか一気に読むともったいない気もするので、じわじわ読みたいと思います(本人に伝えたいのですが、これは書評ではないので気遣いは不要です)

ところで、この本、アダルトカテゴリなんですよね。ランキングではエロ本やエロ雑誌の中で異彩を放っていて、それが面白いと思った。なんかすげーとこに食い込んでるな……と思いつつ。アダルトカテゴリで上位だと、ぶっちゃけどんだけ売れてるのか興味ある。

俺の本はアダルトカテゴリではなく、一般書籍だが、今月たった2冊売れただけで、2万位以内に入ってた。でもランキングの分母はもっと巨大なわけで、ゾッとする。キンドル本のほとんどは、1冊も売れないまま、Amazon内で虚しく漂い続けているのかもしれない。目立ってる本だけが凄いわけじゃなく、目立たない本の中にもきっとスゴイのがあるはずなのに、気付けなくなってしまうのだ。0冊が続いてる本たちも、相当苦労して血を吐く思いで出されているだろうに……

あなたも夢を見て、本を出しましたか。私も夢を見ました。布団の中で瞳を閉じると、いままでの自分を解き放つ希望が待っているような気がして……でも、それは、自分の文章の稚拙さからは到底考えられないような大げさな妄想ばかりで、いま思うと本当に笑える……。

いざ、本を出してみれば、自分には他人を惹きつけるような才能もなく、現実を知ることになる。そりゃそうか、どこの馬の骨ともつかぬ者の過去など、ほとんどの人にとってはどうでもいいことで、それに興味を持ってくれというのは無理がある。そのことに気付けないで、出す直前までは夢を見てしまうのではないかと思う……

誰もが、自分の過去を宝物のように大事に抱きしめている、それが楽しいことでも、辛いことでも、特別なものだから、だから自分が思う「特別なこと」を多くに伝えたいと思うことがある。それを叶えさせる希望が、本を出すということなのだ。

かなりもがき苦しんだ。そんなに苦労してようやく本を出せたことに最初は感動して、だけど、いくら待っても希望など見えず、道は閉じてゆくばかりで(つまり、売り上げがまったくない状態が続く)、そのうち、その現実から目を逸らしたくなってくる。売り上げがないということは、つまり読まれる可能性がほとんどないということになる。読まれることのない文章に、心血注いでいる。

だけど俺は自分の人生を、この記憶が曖昧になってしまう前に、書き記しておきたかった。俺がこの世に生きた証明として、いままで歩んできた道のりを文章として刻み付けておきたかった。だから、意味がなかったとは思わない。

だけど、今後はキンドルでわざわざ本を出すということはないだろうと思う。

とてもじゃないが、時間的に、割りに合わないからだ。

俺が出した本だという「信用」があるから購入してくれる読者の期待を裏切るようなトンチンカンなものを出すことはできない。だから、それなりの手間はかけることになる。しかし、書籍製作にあてる時間に見合う収益は到底得られないので、それが自分にとって意味のあることでなければ、そんなものにばかり傾倒しているわけにはいかない(ちなみに編集者からこのような記事をいただいている)。

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書籍を出してからこれまでの売り上げトータルは18,306円です、とツイートしたところ村長にリツイートされたので、キンドルの世界の動向を気にかける人は多いのかもしれない。

これくらいの収益じゃ、家賃すら払えないよとツイートでぼやいてしまったが、それじゃあ、俺の本を購入してくれた方々に失礼じゃないかと思う反面、正直なところ、たった250円すらも俺のために払えないような人たちが俺の読者の大多数であるという事実をどう受け止めればいいのかという問題が残る。

これは書籍を出したが、購入者数が、普段のブログへのアクセスよりもかなり少なかったというブロガーに共通して訪れる苦悩だろうと思う。

だけど、俺が今回、貫洞沙織さんの書籍を購入したのは、自分が本を出しているから、その延長線上で特に目に付きやすい人物の本にも興味を抱いただけに過ぎず、そうでなければ、たとえどんなに興味のあるブロガーが本を出しました!とブログで伝えていようとも、そんなものは買わなかったと思う。

そこまでブロガーに興味持つってことは、ないなあ。だから売れない、ブロガーの文章は。貫洞沙織さんくらい、勢いに乗ってる最中に出せば売れるだろうが、それ以外のブロガーが出してもなあ……

やはり無料の文章に敵うものはないだろう。

余談になるが俺は、アフィリエイトに力を入れていない。今月のアフィリエイトの収益は366円(まあ更新してないのも原因かもだが……)。一部のアフィ特化ブロガーを見て、嗚呼ブロガーってネットだけで儲かってるんだなと思うかもしれないけど、そうでもないんじゃないか……

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最近のアフィ代はこんな感じで、今年の3月に8,393円になってるのは、記事が一つスマートニュースに掲載されていた影響。つーことは、しょっちゅう目立ってるブロガーは、ブログで文章打つだけでかなり儲かってんじゃないかと推測。

そいつらが儲かろうがどうだろうが俺には関係ないので勝手にしてくれと思うだけだが、目的と手段が入れ替わってしまい、儲けるために文章を打っているのは、それは本当にあなたが伝えたい言葉なのですか?と問いかけたい。