heartbreaking.

中年の末路とその記録

ゲームの想い出 1.スーパーファミコン

アマゾンの空き箱に、ゲームの実機を入れて押し入れの奥に入れてました。まずはスーパーファミコンから軽く振り返ってみます。ウロ覚えもあり、間違いもあるかもしれません。

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ゲームソフトはほとんど売りました。でも実機は愛着があって売れませんでした。

当時のゲームソフトは高かったので、1つのゲームを選ぶにしても、かなり慎重にならないと、糞ゲーを掴んだときのダメージ量は半端ないです。

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ロマサガは1・2・3共にクリアしました。当時は高校生で、11,400円も出せません。

「ロマサガ2」「ファイナルファンタジーinUSA ミスティッククエスト」は友達に借りてクリアして返しました。

友達にゲームを借りるのは嬉しいけれどプレッシャーです。早く返したいと気が焦るので、集中して真剣に取り組んだためか、いまでも記憶に残ってます。ロマサガ2はキャラ使い捨てなので愛着もなくていいから、人に借りるほうが都合が良かった。ミスティッククエストはF1みたいな音楽が特徴的だった。

私の学生時代は、スマホもなく、パソコンも高く、情報は現物でしか得られなかったので、友達同士でゲームや漫画を学校に持ち寄り、貸し借りを頻繁に行っていました。

中には、物を貸したのに返してくれるのがものすごく遅い友達もいました。そういう人は大抵、家庭内に問題があります。待ち続けてようやく貸した物が戻ってきたときには、もうボロボロの状態にされていて、かなりへこんだこともある。まあ、色々ありました。

「ドラゴンクエスト5天空の花嫁」を、リアルタイムで遊んでいた頃、自分の未来が漠然としていて、どんな自分にでもなれると信じていられたから、結婚とか、子供とか、何の疑問も抱かず受け入れて遊んでました。今遊ぶと、ちょっと嫌かもしれない。

奴隷になったり、石化したり、自分が実は勇者ではなかった……など、あまりにも重すぎて、でも情操教育として良い影響を与えてくれたかもしれません。自分はビアンカに寂しい想いをさせるなんて出来ないと強く思ったので、迷うことなく嫁にもらいました。

すぎやまこういちさんは今かなりご高齢となっていて、85歳ということですが、現役なのです。こうした偉大な作曲家の方々がいたからこそ、日本のゲームの創成期が輝いていたのですね。

スーファミの想い出を語る上で忘れてはならないタイトルが「聖剣伝説2」「聖剣伝説3」です。菊田裕樹さんの七色に変化する音楽が、ゲームの面白味を倍増させていたと思います。

自分はとにかく、ゲームの中で流れる、ゲーム音楽が好きです。カッコイイ音楽のかかるゲームは必然的に面白く感じるし、逆に、つまらない音楽のゲームはつまらないのです。

「ファイナルファンタジー5」はガラフが命をかけてクルルを守る場面でティッシュ1箱使い果たしました。あと、ギルガメッシュが好きでした。スーファミで、あのサイズの中ボスが、大胆に動くのはかなり斬新でした。

ですが自分は、どちらかというとロマサガのほうが好きでした。というのも音楽が伊藤賢治さんでしたから。ロマサガ3はレオニード伯爵の体術を極めてクリアしたデータは不具合で消えました。ロマサガ1はダンジョン内の通路に鬼のようにひしめく雑魚を、如何に巧妙に避けるか、そのプレイヤー虐待としか思えない非情さの中毒状態になって、やめられなくなっていた。ラストバトルは、キャラクターたちが決意を胸にサルーインの元へと走る演出が頭に焼き付いている。ドット絵なのに、CGよりも心に強く焼き付いている。

苦労してクリアしたわりにはロマサガ1・2を何も考えずに中古ショップに売りました。当時は中古ショップが近所に多くて、学校終わった後で友達とよく遊びに行った。新しいゲームを見つけると、その場で友達と妙に盛り上がるから、古いのは売りたくなって、大事なものをしょっちゅう捨てていた。あまり思い出を大事にしていなかった。

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なので、クリアデータが残っているのは魍魎戦記MADARA2のみです。売るにしても微妙なゲームだったというのも理由なんだけど。

カセットを差し込むと、最初は接触不良でしたが、間もなく当時のままコナミのロゴが画面に映し出されました。20年以上経っても、実機もカセットも健在です。

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漫画内に登場する歴代キャラも使えるので、違うパーティを作って2度クリアしました。コナミ矩形波倶楽部の音楽も壮大かつ、日本人の心に響く音色で、単調なゲームを飽きさせなかった(私の音楽感想文)。

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ゲーム後半の異世界に降り立った主人公たちを(正確には私を)、孤独なフィールドと音楽が包み込み、あーこのゲームも終わりか……みたいな切なさを噛み締めていました。

色々スーファミ時代に遊んだのですが、たとえば女神転生1・2など。悪魔合体でメタトロンを2体作れたのが単なるバグだったのかどうか不明でしたが、かなり強い悪魔データを作り上げたのに、それも売ってしまうとは……

ブレスオブファイアも、スーファミにしては雑魚の動きが妙にリアルで衝撃受けて、かなりハマったし、ゲームの中で釣りができるという面白さに気付かせてくれた(私にとっては) 元祖だった。

自分は想い出を大事にしたいと思っている。あの日ゲームに費やした膨大な時間は、この人格の中に浸透している。だから、無駄じゃないと思ってる。