heartbreaking.

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ファイナル・デスティネーション全5作を観終えて思ったこと

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ファイナル・デスティネーション FINAL DESTINATION (2000年~2011年 アメリカ)

これは、全5作でおそらく完結しています。作品ごとに主人公が変わる理由は、まあ観ればわかるでしょう……

自分が搭乗する飛行機の爆発事故を予知した主人公アレックスが、その死を回避し、生き延びたことが始まりで、すべての主人公に例外なくその余波が襲いかかる。交通事故、列車事故、ジェットコースター・洗車場・映画館・レーシック・日焼けサロン・プール・トレーニングジム・職場の中で起こる事故……ありとあらゆる死の可能性を示唆する、なかなか深い映画です。

それらの死に至る迄の物理的な筋道が一応、立っているので、それがあり得ないことでもない気がするせいか、この映画を5作品一通り観ることで、自分も交通事故はもとより注意して生きねばなあ……と思うようになる。

この映画の中で起きるすべての事故死を、事前に予知する主人公がいるので、大方どの系統の死に方をするのかを推測した上で残酷な最後を一つ一つ見届けてゆくことがこの映画の醍醐味です。

かなり丁寧に作り込まれている映像で、B級映画ではないです。特に2作目の「デッドコースター FINAL DESTINATION 2(2003年)」で交通事故の連鎖するシーンは、言葉は間違ってるかもしれないが車体が玩具のように転がる様子が綺麗なんですね。凄いなあコレ……とただただ呆然とするほどです。

俳優はこの映画を観るまで知らなかった人ばかりですが、癖のある黒人の脇役も含め、どの人も演技が上手でした。

どの主人公が好きですか。私は、まず1のアレックス演じるデヴォン・サワにじわじわ惹きつけられ結局最後まで観終えてしまい、しばらく時間を開けて2ではヒロインのキンバリー役のA・J・クックが病院内での自分の未来予知をしたところに既視感を覚え、そして最も心惹かれたのは3作目の「ファイナル・デッドコースター FINAL DESTINATION 3(2006年)」でケヴィン役を演じるライアン・メリマンさんです。私好みのイケメンで彼を眺めてたらメシが三杯はいけます。貴方も同じように感じましたか。つらいです……彼がああなってしまって(いや、映画の中でですけど)。

4作目「ファイナル・デッドサーキット FINAL DESTINATION 4(2009年)」はエンドロール前に人体がどのようにクラッシュしているか解る、洒落た映像入るので……そういう遊び心もイイですね。

5作目「ファイナル・デッドブリッジ FINAL DESTINATION 5(2011年)」は冒頭に「ぜい肉を落としたければジムが一番よ」と言われた直後に上着を脱いで一言「(ぜい肉じゃないわ) オッパイよ」と挑戦的に言ってのけた眼鏡美人な彼女がいなければ観るのを断念していたかもしれない。他の俳優に惹かれるまでにかなり時間がかかりました。吊り橋の崩壊ということで5がスケールがデカくて面白いと思うかもですが、そうでもないです。

むしろ、インパクト面では2の交通事故の連鎖シーンでしょう。

更に、ネタバレになるので言わないけど、3のラストの映像は怖かった。私も何度も巻き戻してあそこだけ確認したほどです。

5で特筆すべきは、見えない力と戦うのではなく最後は人間同士の醜い殺し合いが妙に生々しくて、ある意味全作品の締めくくりとしてコレを伝えたかったのかなと。人間が一番怖いのだよと。更に5はクレジットタイトルやエンドロールにも力が入っていて、妙にカッコ良くなかったですか。カウント後にすべての死を振り返るのは、この映画の信者となった視聴者に対するサービスでしょうね。

ちょっと長くなりましたが、退屈しないです。逆に命の大切さを学ぶというと大げさかもだが。観てない人には全然わかんない感想ですみませんでした。私はこの映画の、信者ですね。また何度か観直してみます。未だの人は是非観てみてください。