heartbreaking.

中年の末路とその記録

一人を思いきり愛すよりも、多くを軽く愛してみればどうだろうか。

俺に……時間を、く……れ……

働いていると、帰って、寝るだけだと思いますが、それでいいと思ってますか……

それでいいんだと思います。諦めました。

では、働いているといい点は何でしょうか。

様々な異なる人生を歩んできた方たちと、ほんの少しの間、他愛もない会話を出来ることです。嫌味な一言を毎回必ず付け加えてくる人もいて、すべての会話が楽しいわけじゃないですが、大事なのは、ネットで自分の綺麗な面や都合のいい部分だけを見せる会話をすることではなく、現実世界で、自分の生きてきた結果として日々完成度を上げてゆくこの姿と雰囲気を感じさせながら会話することだと思います。

この世に生まれて一人を力いっぱい愛するよりも、出来るだけ多くの人のことを軽く愛してみればどうだろうか。私はそう思う。一人からの束縛や愛があまり強すぎると、贅沢なんだが本当には幸せを感じられなくなるかもしれない、そんな時がくる。同じ人との会話ではつまらなくなってしまう。得られる世界や知識の限界を感じる。たとえば家族、恋人、あるいはペットに語りかける、そればかりでいいとは思わない。

あまり深入りしすぎない、適度な距離を保ちつつ、出来るだけ多くの人と会話するのが、日々に生まれた新たな趣味というか、それがこの命を生かしている。

扶養範囲内でわずかに働く主婦でも、精神病だが治療をしつつ働く男女でも、労働時間が短かろうと関係ない。自分に与えられた状況の中で、自分に出来ることを精一杯努力している人の、働く姿が美しいと言っている。だから俺はそういう人に対しては「頑張ってください」という応援の言葉を欠かさない。おとといはレジ打ちの女性に、昨日はテレオペの女性にそれを伝えた。

逆に、どんな理由があろうと、与えられた状況の中で自分に出来ることを最大限努力をしない人は根本的に駄目だ。

しかし、プライベートな時間が明らかに不足していると、趣味の内容も徐々に変わってくる。ゲームに没頭する、読書に耽る、といった時間を確保することが難しくなってくる。電車通勤ではないので隙間時間に読書することも出来ない。

とにかく時間がないストレスと、確実に老いてくる肉体が断続的に与えてくる危機感・絶望と、どう折り合いをつけてゆくか、日々悩みながら過ごしている。老後に自分はどうなっているだろうかと考えるまでで、なるべく悪い考えを停止させ、今を生きるようにしているが、今さえもプライベートではやや納得出来ていない状況であると、導き出された最良な結論としては、今を楽しめなくなったなら、もう死ぬしかないということだった。その時、自分に、守らねばならない人が誰もいなかったならば、誰にも死体を見つけられない方法で死んでしまおう。日本の警察は優秀なのでそんなことが出来るかどうかわからないが。

今は時間を奪うプライベートな関りに深い怒りを感じ、たとえば休日に親からかかってくる電話ですら、眠る俺を起こす邪魔な存在でしかない(後で必ずかけ直すが)。なんでだろうな……自分を愛してくれている、かけがえのない存在であるほど、タイミングが悪く訪れてくる。

週休二日なんだが、その二日共、必ず逢おうとする恋人からの束縛も邪魔な存在と感じることがあり、一人、部屋の中で叫んでいる。ものすごいストレスだ。

休日に必ず恋人同士が逢わなくとも、お互いが逢いたい時に逢えばいいだけじゃないか……それが嫌いになったとか、別れるとかじゃなく、どうせ一人で生きてゆく運命だと自分の中でどちらか片方が決意しているのなら、それを変えることは出来ない。俺は誰ともわざわざ別れないのに、どういうわけか、特に異性は白黒付けたがるのは何故だ。この地球上に居る限り俺達は繋がっている。太陽が燃え尽きるまで。

時間がないという悩みを持つ人は多いと思う。俺は不器用で、ある程度まとまった時間がないと何もできない。だから趣味はシンプルなものに完結しようとしている。録り溜めた映画やアニメを観る、音楽を繰り返し聴くくらいしかない。一応ヘッドフォンには拘っているし、会社の男性からAKGを中古だけどプレゼントされているので、それとオーテクを交互に聴き比べたり。AKGは精密な音を出してくるので、ゲーム音楽に最適だ。


ジョジョの奇妙な冒険OP集 完全版

最近アニマックスで頻繁にジョジョの奇妙な冒険を再放送しているので、仕事から帰ってソファに座り、それを観るのが楽しみです。子供の頃にジャンプを毎週購入していたのですが、第三部の花京院典明に恋をして夢中で絵を描いてました……自分の中ではジョジョは第三部までで完結してますんでそれ以降は読んでない。あまり複雑なルールは理解したくないので。改めてアニメを観るとOPも含めて今頃かなりのめりこんでいます。特にDIOの鋭い目が何故か俺に生きる威力を与えてくるんだ……昨日、第三部のDIO戦クライマックスを放送していたので、嗚呼こんなんだったなと懐古しながら……スチュワーデスの名言はやっぱ原作の紙面で読んだ時のほうがグッときたな。つか、ENDに向けてのDIOの描写がたまに恐ろしいほど雑になる。アニメの宿命なのか……ジョセフの血を吸収した後は強い肉体を持つニューハーフのようにも思えるDIOに、第一部から積み上げてきた長い時の重みに少々疑問も感じつつ……でも良かったです、長い年月を経て数年前ようやくアニメ化されたことも幸運だった。原作の絵が緻密すぎるので紙面で連載当時のアニメ技術でここまで忠実に表現できなかったのではないかと思えるので最高だなと思いながら、今は第一部を最初から再放送しているのでそれを観つつ、再燃したジョジョ熱で今頃古本屋に行く方も増えているんではないかと思います。ドラゴンボールよりも、やっぱジョジョのほうが厚みがあるように感じる、大人になると特にそう感じます。