heartbreaking.

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自分の愛車のシートにコーヒーをこぼされて、心の中で怒らない人間はいるのか

最近こんなことがあった。

大切にしている車の運転席のシートに缶コーヒーをまあまあの量こぼされたので……がっくりした。まだローンの途中なんだが。

相手はその場で謝ってくれたが、その直後に何故か、被害を受けているのは私のほうなのに、相手のほうが「なんでこうなるんだよ」的なイラ立ちを顕わにしている場面があったので、正直意味がわからない。

結局、コーヒーで汚れたシートは、自分で濡れタオルで拭いたが、相手がわざとではないにしても、これが車のオーナーとしては許されざることだと思っている。逆にその人の大切にしている車のシートを私のほうが汚してしまった場合どうなるだろうと考えてみたが、なにかペナルティを喰らった上で、相当不利な状況へと追い込まれていそうな気もするが、それについては黙っておくことにした。

車のオーナーである自分が汚したり壊したりするのは最初はビックリするが諦めも付く。だけど他人に汚されるのは仕方ないでは済ませられない……どんなに大事な人でも、これまで世話になっていても、それとこれとは話が違う。この小さなことを軽く笑って許すことで、今後もっと重大なことが起きても私は許せるだろうかと考えることもある。週1度か2度、その人に車を貸すのだが、運転の癖が一つ一つ気になって仕方ない……神経質なくらいに、小さくイラついて内臓が悪くなりそうだ。私は自分の車を他人に貸すのは嫌なので(誰でもそうだろうが)、なるべく断りたい。しかし相手にこれまでなんらかのかたちで借りを作ってしまっている場合、それも難しくなってくる……だから借りを作りたくないのだが、こちらが断ってもそれをしてこようとする人もいる。仕方ないので、あまり車に無理させないでくれという気分で貸すが、不安だ。何度も言うがまだローンの途中なのだ。これは車のオーナーにしかわからない。他人の車や、家族の車を、オーナーではない人が乗り回すのはそもそもの間違いだ、たとえ同乗者保険に入っていたとしても。

それからしばらく経ち、その人が、あの時は大事なものを汚して悪かったと再び謝ってくれたのだが、謝らなくてもいいから、自分で乗る車は自分で買ってくださいという気持ちだった。そうしないと、この不安定さはわかってもらえない。

一番悪いのは、相手の大事なものを汚したり壊した人間がそのことを忘れてしまうということなので、直後に謝る、さらにしばらく時が経過してから更に謝る、それをしてくれたこの人には誠意はあるということはわかった。忘れていないんだよという思いを伝えることが今後に繋がる信用なのだ。

これは些細なことだが、偶然だとか、悪気があるとかないとか、そういうことは関係ない。

もし相手の大事なものをふいに汚したり壊してしまった時、どうしたらよいのかというと、ただひたすら謝るしかない。何度謝ってもいい。あるいは弁償しても差し支えないだろう。

だが、代わりの効かないものである場合、どうしたらいいだろう。

どうすることもできない。

相手の部屋にお邪魔する時、あるいは車に乗せてもらう時、細心の注意が必要だ。油断は出来ない。

相手の所有物を二度と取り返しのつかない状態にする可能性が、いついかなる時でも付きまとう。

相手が何を大切にしているかをそれとなく観察し、その神聖な領域にかすり傷すら付けぬよう注意することはけして大げさではない、それが必要なのだ。

例えば、ネットにまつわる全データを収納している唯一の外付けハードディスクを落下させ壊してしまうケースもあり得る。

謝られても取り返しが付かないので、私は関係を終わりにする。

幸いそういうことにはならないでいるが、何がその人にとって財産なのか、それを知ることから良好な関係を築ける。

私は外付けハードディスクの中に詰まったデータが大事だ。もう二度と手に入らない、たとえその全ての膨大なデータを今後確認することはないとしても、ただそれを所持しているだけで安心感を得られている、毎日、私の命を守ってくれているのが「データ」だけというのもなんとも寂しい人生だが、実際そうなのだ。

かなりのデータが不運にも、あるいは自分がこれはもう必要ないとか当時の思い込みで削除することで二度と目にすることはできないが、それでも今残っているデータだけでも守り通してゆきたいから、たとえ衝撃に強い外付けハードディスクであっても、わずかな衝撃すら与えたくない。これは誰にも侵せない私の神聖なる領域が詰まっている。車⇢外付けハードディスクへと話が飛んで行く、この話が飛びまくるのはメンヘラなんですかね……実際いつもそうなんですけど。病院行こうかな。