heartbreaking.

旧URL http://kuroihikari.hatenablog.com/

Hなことするのが目的で映画館来ているわけではないのに男性器に手を導かれた

休日に、これまで「…」のカテゴリーでお伝えしてきた会社絡みの男性と映画館に行ったんですけど、リリー・フランキーの「万引き家族」です。

映画は若干ネタバレになりますが最後にリリー・フランキーがバスを追いかけてるシーンで号泣してしまいましたが、問題はそれじゃないんです。

まあ映画代は払ってもらえたんですけどね。平日なので客席にほとんど人がいなかったんですよ。

その最後列に並んで座って、私が「万引き家族」を真剣に観ているところで、囁くように突然、こう言われましてね。「手くらい握ってもいいよね?」

手ですか……まあ、いままで色々モノを貰ってきているし、手くらいなら。

すると、私の手をスリスリさすりながら、その男性の股間(しかも勃っている)のほうへと導かれ、私の左手の薬指と小指がその勃起したそれに触れてしまった。えっ?なにしてんのこんなとこで!映画真剣に観てんのにやめてくださいよ!って思いつつ、気が弱いので言えずに我慢することにした。

好きでもない男性の勃っているあそこは不気味で、興味もないせいか大きさもどうでもよくて、大きさという概念がなくなって全部意識の中では小さい。おじさんの生々しいその先っぽから一刻も早く手をどけたい。でも相手もグッと力を込めてなんとか自分のそこに私の手を導こうとしてくるのでそれからは映画観つつの無言の戦いだった。なんか、わかってもらえないですかね、触りたくないってことに。

f:id:kuroihikari:20180713073025j:plain

左手が鋼のようになった。グググと力を入れていると、相手も先っぽどころか全体に触れさせようと力を込めてくる。表情も変えずに映画に集中しようとしたのですが、貫洞先生のアドバイス通りにしたけど駄目でした。ツンツン小指だけは男性器の先っぽに触れてるわけですよ。前の席にちらほらいる客がトイレで移動する際に、自分が最後列にいながらおじさんと手を握り合っている姿を見られはしまいかと気になってしまう。違うんですよ私はHなことするのが目的で映画館来ているわけではない。リリー・フランキーという俳優がどんなに凄い演技をするのかそれを真剣に観に来たわけですよ。

映画を観に来た時は、余計なことをしないで、ただ映画だけに集中していたい。

映画館に来るのに、目的がHの人は、映画を口実にしているだけで、映画好きじゃないと思います。

映画好きは、どんな映画でも真剣に観るものです。それによって人生に得たいものがあるからです。

悪い人じゃないと思いたかったから、こうして映画を一緒に観に来たわけだが、二人きりで初めて会った日にいきなりこんなことをするような人は、良い人なんかではない。

手の触り方もなんだかとても気持ち悪かったです。さわさわと、そして、なでなでと、私が映画を真剣に観ていて微動だにせず表情も変えずにいるにもかかわらず、ずーっとそうされているので、映画の中で松岡茉優が風俗店で仕事しているシーンと、リリー・フランキーと安藤サクラのセックスシーンの時、この手を握ったりさすったりしているおじさんと疑似セックスをしているようで、こんなに映画のエロシーンを感情無く鑑賞したのは初めてかもしれません。

上映が終わり、外に出てまあ気分直しに一服したいと思い、それを伝えると、駐車場に駐めてあるその男性の車の中で一緒に吸いましょうという話になり、なんとなく嫌だったが(危ないので)、映画代も払ってもらったので断りづらく、乗り込んでみた。

その男性が運転席に座っていたので、私はとりあえず「襲われることはないだろう」と安堵して後部座席に座って煙草を一本取り出したところで、笑顔で運転席から後部座席に乗り込んできたので、非常にまずいことになった。

とりあえず、ここは、彼氏がいるということを伝えておかなければ。まずは相手に「奥さんと、お子さんはいらっしゃるんですよね」と聞いてみた。すると、嫁と子がいるということだった。おじさんに興味がないのでそれは構わないのだが、今度は自分の情報を出す番だと思い「私も彼氏がいるんですよ」と伝えてみたんだが。それに対するリアクションは微妙というか、少し相手が黙っている空白もあったかもだが、嫁と別れるつもりもなく、ただ遊び目的で声かけてきているだけなので、このタイプのおじさんを遠ざけるにはあんまし効果がなかったようだった。

「彼氏とは前の会社で知り合ったんですけどね」と伝えると、「じゃあなんとなく続いてるだけなんだ」と返してきたので、そういうことにしたほうが遊びやすいからだろうが、ヘンな方向に会話が流れないように充分注意しながらこの後は、映画の話をしようとしたのだが、そこでおじさんが「ちょっと、いい?」と言ってきた。

「はい?」

「キスしていい?」

「え?」

はあっ?

「ええーと……(気持ち悪い)」

せっかく真面目に働いているのに、また風俗みたいなことをしなくちゃならないなんて……ここではっきり「嫌です」「やめてください」って言えない。こうして散々モノを与えてきて断れない状況にさせて、独り身の女を食い物にしようとするなんて、本当に悪い人だと思ったのでこうしてブログに書いているわけです。

意味がないというか、でもはねのけることが出来なくて仕方なく……

「こうして……、もっと体勢をこうして……」

私の態勢を、後部座席で横になるような姿勢へと導いてくる。そして、上に圧し掛かってきた。すぐに唇が物凄い濃度で重なって、いきなり舌が入ってきて、前歯も下の歯もごっつい舌で思いきりまさぐられて、大切なものが唇が重なっている時間抜け落ちていたような気がした。

それで、一回キスしておけばこのおじさんは納得するかな……と思い、体が離れてまたしばらくは映画の話に戻そうとしたのだが、途中でうっかり胸の話になってしまうと「胸も触っていい?」って聞かれたのでもう納得させたら早く帰りたいので触らせた。するとその後で「もう一回キスして、いい?」と言われたのでまた同じことをした。

布越しに胸に触れられながら、かなり濃厚なキスをされている中で、直に胸に触れようとしてくるので、それは「ええっ?(ちょっと不機嫌気味に)」て断ったけれど、狭い後部座席で、夕暮れ時に車が目の前を行き来する中で、好きでもない人と常識外れのことをしている自分が、別に男に飢えてるわけでもないのに、誰にも見られたくないと思った。

なんか離れた直後に唇の周りに、嫌なにおいがこびりついたような気がして、やはり早く一人になって珈琲でも飲みながら煙草を吸って振り払いたいので、とりあえずこれで最近悩んでいた宿題は片付けたということにしておきたかった。

唇が離れた後、「いいお味でした」って言われたので、「……」言葉が出なくて、もうこんなことは二度と御免だと思いながら、なんか脚も触られて。女を都合よく扱おうとするおじさんに20代の頃からセクハラされていた自信のない自分が今真面目に仕事を頑張っている自分に重なり、何も変わっていない。変わっているのは今自分を取り巻く人たちの質が変わっただけで自分が変われたような気になっていた。幸せは自分一人では作れない。幸せに届くように手を伸ばしてくれる彼氏とか、逢って初日は一切手を出してこなくて満点の星空を見にドライブ連れてってくれた会社の上役の男性とか、そういう人たちの心から「好き」って優しさや熱意が私に自信を与えてくれていた。

私、もう今回会ったおじさんとは今後会うつもりはない。 だって風俗みたいなことがしたいのならきちんとお金を払って風俗行けばいいじゃない。

私は好きでもない男性のそれを口でどうこうするような、そんな女じゃないのに、今の彼氏と付き合い始めてから茶髪にして煙草吸ってるせいなのか股が緩そうだと勘違いされて今回こんな妙なことになった。

私は、家庭を捨てきれない男は魅力感じない。守りたいものを温存しながら、それとは別に、そこら辺に居る真面目な女の体をどうにかしてやって楽しもうと思っている時点で、純粋な恋愛とは程遠い、なにか別の世界に行ってしまっている人なのだと思う。私は自分の身体を大事にしたいから、もう金輪際遊びのセックスはしないつもりです。奥さん以外の女の体を利用しようとするなんて、すべての女に対する侮辱でもあると思います。皆、一生懸命生きているのです。欲望で、かけがえのないものを踏みにじられるために存在しているわけではありません。