heartbreaking.

中年の末路とその記録

その後……

隣人をストーカーだと勘違いしていた記事の その後なのですが、

昨日私が夜勤に出ようとドアを開けると2~3秒後に隣のドアがギギギィィィ……ッと開いて中に住んでいる強迫性障害とその他もろもろ(発達障害とか)……の精神病を併せ持つお兄さんがそぉーっと顔をのぞかせてきた。

私が出てくるの待ってた?とりあえず和解した後なので、軽く手を振りながら「こんにちは」と言って笑顔を向けてみた。敵じゃないですよ~

すると……不安そうな顔をしながら「俺、お、お姉さんに何かご迷惑かけてませんか?」って言っている。エッ?私なんか怒ってると勘違いされるような音出してたっけ?夜勤なので死んだように寝てたんですけど。。いや、全然静かですよ。おかげで夜勤前によく眠れているし、ありがとうしかないよ。

とりあえず安心させるため、ドアを20センチくらい開けて顔をのぞかせているすぐ近くへ行ってみた。大丈夫ですよ~。全然音出てないですよ~と言いながら……その間も「いや、でも、お姉さん」「全然静かですよ~」「で、でも……」「いやホント大丈夫ですよ~」てくてくてく……ドアの中を軽くのぞいてみた。

すると彼は何故か上半身裸(下半身も?)だったのでこっちもオウッ!てなった。あー部屋では裸で過ごすタイプかというどうでもいい情報がこの脳みそにインプットされたのであった。

なんか裸なんで(走るのが趣味の人なので日焼けした浅黒い鍛えられた細身の体が薄暗い中でテラテラ光ってた)まさか体に自信あるから誘ってきてんのか?この間和解する過程で、彼女はいないとか、ナンパがどうとか言ってたしな。。あ、あんまし近付くのもアレだな、とりあえず離れながら、大丈夫ですよ~、大丈夫ですよ~。と言うと彼はようやく納得してくれたのかドアをパタンと閉めたので、私はいつものようにドアノブをガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャやってアホみたいに戸締りの確認をした後、いつもの通勤路を走り出した(勿論、車で)。

なんで彼が裸で出てきたのかナゾなんだが、あわてて出てきたにしても面白すぎるだろと思って、通勤中ずっとツッコミまくってた。

素直で、敬語で一生懸命しゃべっているし、とてもじゃないが、そんな人を傷付けたくない。。

あんまり言いたくないんだが、ガチで重度の精神障がい者って「違う」。まず、しゃべり方も違う。目も違ってる。それはちょっと会話してみれば薄々気付いてくるが、何処か異常だなと思っていても本人が精神病であることを申告してくれない限りはこちらからはただの異常者だと受け取れるので、ここでこそ、精神病名が役立つのだと思う。普通に過ごそうとしても周囲に気付かせてしまうほどの特徴が彼らを生きづらくさせているのだとしたらこちらも協力してゆかなくてはいけない。意図せずに、常に無防備な状態で自分を社会に出さなくてはならない彼らの気持ちを思うと……いくら心の悩みがあるとしてもその悩みを周囲に無謀議にさらけ出さずに強がっていられるうちはまだ、マシなのかもしれない、少なくとも、自分の心の弱点を突いて露骨な差別を受けるようなことは回避できるかもしれないので。どちらも大変だけど、でも、強がりの鎧すら容易に他者に打ち破られてしまう彼らとは違う(優しい人ばかりではないからね、弱点はなるべく隠していたいフツウなら)。

たとえば私らみたいにブログに文章が、普通に誰でも読めるように打てる人間がなんらかの精神病になるとしたならそれは頭が良すぎるから自分で自分を攻撃しすぎてしまう面倒くさいところもあるんではないかと思った。

あなたが精神病だとする、でもあなたこれまで周囲の人に、あなた精神病ではないかと疑われるようなことがありました?私はないです。まず見た目では異常ってことはわかんないですよね。隠してるからです?それとも周囲が気付いてくれないからです?

あなたや私が色々悩んで自主的に自分から病院に行くのって、一応考えるチカラはあるよね?酷い状況を助けてもらいたいからそこに逃げ込むわけで。でも、ガチで重度の精神障がい者はおそらく周囲が気が付いてしまうからほぼそれしか選択肢がないんではないかと想像。、勿論、一見なんでもないようにみえている人が心が病むのはそれ相応のツライことがあると思うよ、あなたや私のツライことは自分の頭の中では最高で最大でこの宇宙で一番ツライことだよ。でもね、努力しても変えられない、それについて冷静に分析することもできない、そういう精神病の人もいるんだよ。そういう人に出会った時どうしたいと思う?もう理由なんてないよ、彼らを傷付けたくないってきっと思うはず、私だってそう思ってるよ。

これは傷付けてはいけない人だって思うような人に出会ったことってない?私は隣のお兄さんがまさにそれだと思ってる。あー私?強迫性障害だかなんだか知らないけど病院へは行きたいと思っているよ、でもね……そのためのお金がないんです(´ー`) テメエこれまで散々精神障がい者を十何年にも渡って続けてきておいて今更テメエがなんでって思ってる人きっといると思うんですけど確かにそうかもしれないです。