heartbreaking.

中年の末路とその記録

電話番号ゲットだぜ

半年以上連絡とっていなかった男性にメールをすると、すぐ返信が来て逢う約束をしたが、当日になり、逢うのがダルくなってきた。

逢わない期間があまりにも長すぎて、もうどうでもよくなっていたことに気付いた。連絡をする前に気付けばよかった。とりあえず頭に浮かんで連絡をするってことある……

セックスをしてチャッと別れるならいいが、「それ」以外の時間も一緒に過ごさねばならないことが苦痛だとおもった。その前後はいらないとは言えない。

何故そう思うのかと考えた時、「理解」されることがないからだと理解した。 私を理解してくれそうにないあなたを何故これ以上理解しなければならないのかという、理不尽な想いがある。そうして無理をすることも長くは続かない。たとえるなら、あなたに逢う時間は、お金を払うこと以上に無駄かもしれない。

片方にとってまったく「理解」のない時間が存在する不都合が、いつか体の相性の良さに対する期待感すらも破壊してしまう。理解が無い以上それを修復することはできない。

もう忘れよう。

忘れるためには新しい恋に飛び込まなくてはならない。

だけど実はもうすでに新しい恋に飛び込んでいた。

上記の人と逢う約束をした翌日、

それに失敗したときの保険をかけておきたかったので、別の新しい人に電話番号を書いた紙きれを渡して電話するって約束した。それが保険では終わりそうにない。もう気分は「新しい」ものへ向かっている。面倒くさいものがどうにも無理になってきたときがセフレ関係の潮時か……

なるべく面倒のないものを探している。セックス以外の時間を何時間も過ごすことになるようなら、駄目な部分(たとえばあなたのためにいちいち料理を作りたくない、煙草を滅茶苦茶吸うよ?あと金が無いなど……)を伝えておいたほうが無理をせずに楽しく過ごせる。

その新しい男性とは以前から会社で会っていたし気になってはいた。一緒に食事をしようと言うけどホントかな?と疑っていた。仕事を協力して進めるためにそういうことを言う人なのかどうかわからなくてもう一歩踏み出せない。

ある日、寝ていると夢の中にその人が出てきてから少し事情が違ってきた。

オーケストラが演奏しているフロアの中でなにかを待っていた。すると夢の中の私が登場を望んでいたのはまさにその人だった。スウッと近付いてきてこの首筋にフゥッ……と息を吹きかけられ、誘いかけられたのだと認識した。ゾワアアッとした。その余韻だけを残しながらスッと離れていった後に目が覚めて、嗚呼これが現実だったらと思うようになった。まさにそれを望んでいる、もうこの感情は抑えることができない。

逢うためにはまず電話番号交換をしなくてはならない。。

いつ交換するのか迷っているうちにその人がもう会えなくなることがわかったのでもう行くしかなくなった(なんか会社に来る用事がなくなるらしい)。

仕事もそっちのけでその人の連絡先をもらうことしか考えていなくて。どこからそれを切り出していいのか、その流れを待っていた。

そんな焦りにも気付かず相手は「今日で会えなくなる。どうせ誘っても逢ってくれないでしょ」とか言っているので「逢うための連絡先がわからない、電話番号教えてくれたら連絡します」と伝えるとようやく話が先に進み始め、それでも「番号渡しても電話してこないでしょ?」とか言ってる。なんで~?(泣)女から番号聞いたらもう連絡するの確定だって。「しますよ」

そしてようやく電話番号を書いた紙きれを手渡し、相手からも番号をもらった。こ、これで、あの夢が現実となる……うおおおおテンション激上がってきたぜ!ポケモンじゃねえけど電話番号ゲットだぜ!ピカチュー!まるで青春時代に戻り(そんな青春はなかったけど)ラブレターを渡してそれが成功するような達成感を得た。

このことをレズ関係になった先輩もメールで常時応援してくれていた。。あのお兄さんに電話番号渡したいと相談すると、渡しなよと背中押してくれてた。こういう時、同性の親友(一応体の関係あったからもう少し立ち入った存在だけど)って滅茶苦茶心強い。失敗しても話聞いて慰めてもらえる、成功しても一緒に喜んでもらえる。

で、いつ電話あるんだろう。すぐにはないな……そろそろこっちからしようかな。

すると寝ている間に着信履歴あったのですぐ電話してみると、話しやすくてこの人いいセフレになってくれそうだなと思った。テンションが俺の好きなブロガーlstyさんのダルそうなツイキャスに激似でやべえ、ローテンションの男好きすぎる。

一回きりで終わりなのかその後もあるのかわからないけど、確実に一回はくる、その時が多分これまで生きてきた中で最高になるに違いない。早く夢の続きを見たい、貴方に私の全部の愛を注ぐから力いっぱい抱きしめてほしい。す、好きだ~~