憂鬱な時が 指先の神経まで麻痺させる脱力感と底なしの虚無が 漠然と横たわる この部屋で悪戯に傷付ける 皮膚を掠める 刃先が階段を踏み外すように ふとした拍子で全ての苦しみを 断ち切る強さで横切ればいい…… 目覚める朝は 死を感じ眠る夜は 悪夢へ旅立つ…
盤上を 優雅にスライドする貴方の指先に誰も届かぬ 心の奥底の鐘を 揺らされた それは油断した 心の隙間に そっと忍び込む透明な指先で 心の奥揺れ始めた 虹色の鐘は 貴方の 指先の触れるままに喜びに満ちた 音で響きあう こんな気持ちを もっと沢山 与えて…
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