heartbreaking.

中年の末路とその記録

眠り。

ベッドの上 素足に触れる 布団の感触が 心地よい
爪先から 柔らかさに包まれて
やがて この体ごと
つかの間の
穏やかさの波に 溶け込むまで……

深く潜り込みながら
手の平で そっと体を抱きしめる

明日の不安に 心が押し潰される その前に
早く 眠りにつきたい……

けれど
瞼の裏に さざめく闇は
次々と カタチを変えて

望まざる人の姿を投影する

あせるほどに 鮮明になる 人の形が
やがて その表情まで鮮明に 現れる
その前に…

…早く
闇に 消してしまいたい
そうして 楽しい夢だけ 描いていたい……

目覚めれば… 痛みも 悲しみも
全てが 悪夢だったと 笑えるように


goo blog funamushi2 - 2005-06-01 03:54:35 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )