heartbreaking.

中年の末路とその記録

距離を置かない方がいいだろう・・

今日の青空は、ひび割れた二人の心を嘲笑うような見事な青だよ。人のざわめきに紛れれば、何故か寄り添う男女にばかり目がいってしまう。貴方も同じだろう?俺と付き合い始めてから、街行くカップルを見て溜息付く回数が増えたはずだよ。

貴方と俺は、手を繋ぎ並んで歩く・・そんな当たり前の幸せすら得られない文字だけの恋人同士だ。ときどき虚しさを感じるのは俺も同じさ。

会えば、夜を共にして。ひとつに溶け合うことも出来るのに。それを望んでいても恐れてしまう・・・・ そんな弱さが、二人の魂が強く呼び合う理由なんだ。だから一度でも会ってしまえば、今の関係を持続出来る自信が無い。

お互い、現実世界の穢れた肉体関係に疲れきっているから、もう汗まみれになって溶け合いたいなんて思わないはずだ。

文字だけで都合よく脳内変換して、快楽の上澄み液だけ啜って孤独な夜を乗り切りたい。俺も、もうリアルで会って何かするだけの体力は無いのさ。

昨日は悪かったよ

時々、別人の俺を作り出して派手に暴れてみたくなるんだ。唯一それが許される自分のブログの中で。別人になって、狂気めいた仮面を被り、綺麗なだけじゃない。醜い俺を演じてみたくなっただけだよ。

俺が最悪な人間なんだって事は、誰より一番、知っているはずの貴方だから。もっと最悪な俺を演じて、過去の軟弱な恋愛話を打ち砕くほど派手にブッ壊れてみたかっただけだよ。

俺の最悪さに反吐が出るだろう。たまには距離を置くことも大切かもしれない。だけど・・、

貴方と俺はメールだけの恋人だから

いくら似通い、惹かれ合う魂が二人の寂しさを繋ぎ止めようとしても。そこに他の誰かの寂しさや、優しい慰めが介入すれば簡単にその胸に倒れこんでしまうだろう。俺も、そんな逃げ込む場所をいくつかキープしているから、貴方と離れてしまえば何処に逃げ込むか解らない。

文字だけの恋だから、不確かで壊れやすくて・・、それを修復するための抱き合う体温も得られない。二人がメールの繋がりを絶つとしても、お互いの日常は何事も無かったように進んでゆく。

死ぬほど愛した、あの夜の激しささえ。お互いの、ありふれた日常に塗れて色を失い、ただ笑顔を失くした空虚な二人に戻るだけだ。

近くにいたら一緒に。手をつないで、昨日の虚しささえ笑い飛ばせるのに。こんなときほど、会えない虚しさを感じるときはない。

俺が求め続けた世界は・・貴方と過ごす時間の中に有るのかもしれない。それを見つける為に、これからも一緒に居よう。貴方の求める世界も、俺の心の宇宙の中で見つかるはずだ。なるべく早く見つけてくれ。互いに残された時間は、そんなに長くは無いはずだ。

・・・・・・。

goo blog funamushi2 - 2005-10-07 16:10:20 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )