誰の視線も気にせずに
気が狂ってしまえたなら
どんなに楽だろう
この体がガラス製になればいい
誰か叩き割ってくれ
粉々に壊れてしまいたい
出来るだけ鋭い破片になりたい
俺の憎しみが
無数の破片に変わればいい
壊れた破片で誰かを傷付けたい
誰でもいい
もう誰を憎んでいるのかも解らない
全てを憎んでいるのかもしれない
全てを許せなくなるほど
俺の心は堕ちてしまったのかもしれない
誰かの心臓に
抜けない棘になりたい
誰かの幸せに寄生したい
暖かな心臓の温もりを感じたい
誰かの流す血を
この体中に浴びて
全く別人の俺になりたい
考える時間があるから
際限なく堕ちてゆく
この暖かな皮膚があるから
愛に絶望し
死にたくなるんだ…
だから
ガラス製になればいい
これ以上、何も考えなくてもいいんだと…
goo blog funamushi2 - 2005-12-05 04:50:01 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )