heartbreaking.

中年の末路とその記録

貴方へ

病院のロビーで過ごす、一人の時間はとても長くて。今日も、俺の目の前に、子供を抱いた若い女が座るから。子供の楽しげな笑い声にすら、頭痛がして殺意が芽生えた。

少し離れたソファでは、疲れた老婆が項垂れている。病院に居るだけで、気分が滅入る。

俺の目の前を、楽しげに駆け回る幼子の柔らかな頬を見ていると、何故俺はこんな年齢で快楽を教え込まれて、こんな数奇な人生を歩んでいるのかと、そればかり悔やまれる。

スーパーで今日の夕飯を買いながらウロついてると、若い高校生のカップルが楽しげに、アイスクリーム売ってる辺りをキャイキャイしてイチャイチャ歩いてた。嗚呼、楽しそうだな・・。俺の目は、殺意に満ちていた。気持ち悪い自分を誰にも見られたくないから、狭い売り場に迷い込んで一人でイライラして何とか、この孤独感をやりすごした。

お菓子コーナーの物陰で、キスをする男女を見た。殺意が芽生えた。俺は何で孤独なままなのかと、神を恨んだ。

お前は今、何をしてるんだ?俺には、お前しか居ないんだよ・・!俺を愛してくれるのは、お前だけだよ。最後のときまで離さないって約束したよな?子供が居る貴方に、俺だけを見つめてくれ!ってのは無理だけど、でも、貴方と離れてる時間は、寂しくて死んでしまいそうだよ。涙が出ないように上向いてるけど、本当は、会いたくて、会いたくて、貴方の事ばかり考えているよ。

こないだから、酷い事ばかり言って、ホントにごめん。俺が愛してるのは貴方だけだよ。何があっても、俺の傍を離れないでくれ。

goo blog funamushi2 - 2006-03-14 16:33:02 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

コメント

たいせつな あなたへ (K)
2006-03-14 18:23:07 
 おもいは おなじ
 こころは いつも
 そばにいるから

Unknown (ゆがんだはしご)
2006-03-14 18:46:06
今、飯作ってます。
また今晩会おうね。
大好きだよ。


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