heartbreaking.

中年の末路とその記録

壊れてしまいたい

普通の人にとっては何でもないような事に、いちいち傷付いてるから俺は弱いんだなあと思う。部屋から一歩出れば、あらゆる声が気になって仕方がなくなる。聞きたくないのに、つい全神経がその声に集中してしまうんだ。恐れているけど、聞かずにはいられない… だから自分でも想像以上のダメージを受けてしまう。

聞かなければいいのに、見なければいいのに、と言う人は、何も解ってないなと思う。弱いからこそ、その輝きを見たくなる、知りたくなる、この悲しい習性は… 弱い人にしか理解されないだろうなと思う。

家から出れば声の洪水の中で、俺は一方的に打たれ続けるサンドバック状態になる。俺の壊れやすい心がサンドバックなんだ、自分でもいつ倒れこんでしまうか不確かなままに足を踏み出している。いつも不安でいっぱいだ。いつやってくるのかという不安。

そんな大げさな… と思うかもしれない。どう思われても構わないけど。

体が寂しい。何年か前に、夜の古本屋で立ち読みしていたら、見知らぬオジさんが声をかけてきたことがある。今から漫画喫茶一緒に行かない?って誘われたけど、俺は断った。その後もオジさんは必死に食いついてきて、これ僕の携帯番号だから、って誰も頼んでもいないのに携帯番号を綴った紙切れをニコニコしながら俺に押し付けてきたので、俺も、はぁ…って感じで受け取った。その後も俺が行くとこ行くとこ先回りしては、そわそわして落ち着かない様子だった。俺とやりたかったんだろうな…

あの頃は俺も友達がたくさん居たから、カラオケ行ったり飯食いに行ったりして、恋愛に絶望することもなくそこそこ楽しく生きてたから、だからあのオジさんの発する信号に気付いてあげられなかったんだ。でも今、もしああいうオジさんに声をかけられたら、俺は多分オーケーすると思う。滅茶苦茶に壊れてしまいたい。

goo blog funamushi2 - 2007-01-23 18:24:02 コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )

コメント

Unknown (お客さん)
2007-01-23 23:19:31
どうもはじめまして。あなたのブログは物事がストレートに表現されていて面白いです。あなたの文章を読んでいると、生きているのがすごく苦しそうだなあ、と感じるんですが、それでもあなたは生き続けていますよね。すごいなと思います。今死んでしまったら、人々の思うつぼになってしまうから死ねない、という感じですか?

Unknown (一読者)
2007-01-24 14:29:57
この前の(お客さん)て、ただ素朴で口の利き方を知らないだけなんですかね? それともいやみを言っているんですかね?
>あの頃は俺も友達がたくさん居(て)、そこそこ楽しく生きていた・・
どうしていまは絶望しているんですか? (あの頃)と何が違ったのですか?

僕だけのものになるなら、 (noah)
2007-01-24 22:14:18
hashigotanを僕のこの手で壊してしまいたい。。
とかふと思いました。。。。
話の筋と関係ないんですが、自分のものには、自分だけの傷見たいのをつけてました。。
独占欲って言うんでしょうか。。
自分だけの・・・・・みたいな感じで・・。

お客さん (hashigotan)
2007-01-25 00:32:38
あきらかに俺にちょっかいかける「だけ」の目的で「テキトー」にコメントしてると思われても仕方ない内容だなー…と思った。

一読者さん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-25 00:34:40
「お客さん」については、ネット上では小・中学生も混じっているので、もしかしたら子供さんかもしれないので何とも言えないですが、俺も二年ほどブログ続けてきましたが、初めて見るタイプかもしれません。(俺も昔はえっけんさんのブログにメンヘラーなコメント入れて無視された事あるので人の事言えないけど、、
質問いただいた原因を説明すると長くなるのですが、その辺も含めて記事で少しずつ語ってゆきたいと思います。こんなグダグダしたブログで良ければ、飽きるまでお付き合いください。

noahさん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-25 00:36:02
嗚呼、その言葉が欲しかったのかもしれないです。俺には仮想世界で与えられる言葉だけが全てで、救いなので… 
俺がこんな変わり者だから、俺に踏み込んでくれる男性が少なくて、だから声かけてもらえるのが何より嬉しいです。
傷をつけられるのは構わないけれど、傷を付けたからには最後まで面倒見てもらわないと、って思う人間なので… あ、俺も独占欲は強いです。
noahさんに捕まえられたら逃げられなくなりそうですね… ふふ。

Unknown (hashigotan)
2007-01-25 01:31:04
yukiさんが怒ってくれてるのが、何だかすごい嬉しかったなあ… ネット上のお母さんみたいで頼り甲斐がある。
feather_angelさんもイイ人っぽい。

Unknown (ののか)
2007-01-25 02:59:39
私も外に出ると音の洪水に飲まれそうな感覚に陥ることがあります。人の話し声に、すごくびっくりしてしまったりとか、すごい緊張感で手が震えてしまったりとか。
ま、それでも外出できるときはするんだけれど。
知らないおじさんについていこうかと思ったこと、あるなあ。でもついていって、そのおじさんに何かされたら、また傷が深くなるだろうから行かなくってよかったと今は思っています。
hashigotanも行かんといてほしい。いい人ならいいかもしれないけれどさ。
ぐだぐだ書きました。ごめん。

余計に・・・ (noah)
2007-01-25 14:34:57
余計に壊したくなってしまいました::
もちろん、最後まで僕のものですよ。
逃げられたら、僕が壊れちゃう(笑
聞きたくないとき、は
自分の世界を作ってそこにいる、とか
イヤホンで強制的に聞こえなくする、とかでもいいと思います。

ののかさん、こんばんは (hashigotan)
2007-01-25 18:25:35
外の世界に出ると、無神経な人が多すぎますから、あまりにも声が大きすぎる人は、もっと周囲に気遣いをしてもらいたいと思いますね。仕事以外のシーンにおいて、あまり騒がしい人ってのは好きじゃないです。
加害者の男にくらべれば、まだ見知らぬオジサンのほうがマシだと思ってしまいます。
声がかかれば俺もどうなるか解らないけど、もう30近くで見た目もそんなに若くないですから、着易く声をかけてくる人は少なくなりました。それはそれでちょっと寂しいなと思うのだけど。
この被害体験をひきずったまま何も残せず老いてゆくことも、とても辛いですね。奇跡のようなイイ出会いがあれば良いのだけど。お互いに無理しすぎないようにしたいですね。

noahさん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-25 18:26:04
自分の世界をもっと強固なものにして、外からの干渉一切をシャットアウトできればいいかも。
そのためには、普段からそういったイメージトレーニングを繰り返すことが大事かもしれないですね。どんな場面においても、自分だけの世界を作り出せる集中力みたいなのが大事なのかな…と。漫画とかゲームで言うなら、バリアを作るみたいなイメージで。
noahさんはちょっぴり危険な人なのかもしれないですね… 
壊れそうなものばかり集めてしまうよ~♪って感じかも。
http://www.youtube.com/watch?v=wXHGSeUlAdc
いつも声かけてもらえて嬉しいです。

Unknown (M)
2007-01-26 02:17:54
半年前ぐらいに、一度だけコメントつけさせていただいたMと申します。こんばんは。
>でも今、もしああいうオジさんに声をかけられたら、俺は多分オーケーすると思う。滅茶苦茶に壊れてしまいたい。
余計なお世話かもと思いつつ、わからないなりにののかさんに続いてコメントさせて頂きます。
まあできればそういった方に行かないほうかよろしいかと…。
その感じ多分よくわかります。
私、そういう気持ちになった時に、本当についていきました。
そして結局残ったのは不快感だけでした。
相手の方はかなり丁重に私の体のことを扱ってくれたと思いますけれど。
それでも最終的には私、人としては扱われていませんでしたからね。
そんな風に感じるのは、私自身がそもそも持っていた男性不信と関係しているのかもしれませんが。
ごめんなさい。
ヘンに本気にとりすぎて、ご迷惑を掛けているかもしれません。
余計なお世話かと思いつつ、はしごさんだけの力があれば、本当はご自分でご自分を幸せにする術を本当は存じているのではないかと考えています。

Mさん、こんばんは。 (hashigotan)
2007-01-26 18:00:52
以前、はてブ経由でブログ論の記事にコメントくださった方ですよね。いただいたコメントは全て保管しているのですぐに思い出しました。
悲しいことですが、結局は、世の中は強者や、もともと恵まれた肉体をもっていた人々にとって都合のよいように何もかもが循環しているのであって、
我々のような弱者や、そして心満たされず孤独に生きる男女が、わずかに救いを求める先でも、 強者や、もともと恵まれた人生を送る人々が待ち構えていて利用されてしまう… という感じかもしれません。
貴方の話を聞いて、そんな風に感じました。
どこに救いを求めても、本質的な部分では何も救われていない… そんな更なる孤独に苦しむくらいなら、これ以上は何も求めないほうが良いのかもしれません。
いかに煩悩を殺して生きてゆけるかが大事なのかもしれないと思いました。
勇気を持って過去の辛い体験をお話くだった事については俺は不快には思いませんが、それによって貴方の傷口が開かなければよいのですが..

Unknown (M)
2007-01-26 19:46:40
はしごさん、お気遣いありがとうございます。
私自身は大丈夫なんです。不快感を感じたことによって、「私が求めていたのは少なくともこういうことではない」ということがはっきり分かりましたから。
というか、私とってもバカなのでいちいち痛い目にあわないと分からないことが多いんです。
でも、どうもありがとうございます。覚えていてくださったことも含めて。

Mさんへ (hashigotan)
2007-01-26 20:43:11
俺は本当のことを言うと、女の子の股を開くという行為自体も嫌悪の対象でしかないくらい、性格が真面目なもので……(いや、ブログでは馬鹿な話もしますけど現実世界ではそうではないのです。
利用されないように気をつけたいし、利用されているとしても、逆にこっちが利用してやってるんだと自分を洗脳しきれるくらいの根性が大事かもしれません。


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