カルドセプトサーガの伊藤賢治さんの楽曲を聞いていると、このカルドセプトサーガの楽曲(イトケンさんの分だけ)丸ごとFF12に使えばいいんじゃないかとすら思える。崎元さんのFF12の音楽は全然イケてない。
崎元さんの音楽はワンパターンが多い。FFタクティクスのラストボス戦「Ultema The Nice Body」は宇宙の壮大さを感じるほど凄まじいオーケストラで感動したけど。「Antipyretic」は途中の悲しいメロディーにホロリときたし、オーボンヌ修道院のバトル曲は血が騒いだけど。でもFF12の崎元さんの音楽にはもう、タクティクスの頃のような輝きもインパクトもまるで感じられない。ああ、中だるみ感じたり頭痛がしたりするのも、この代わり映えのしない音楽のせいかもしれない。
心弾み、血が滾るような曲がないんだよなあ… FF12は音楽に冒険心が無い?
俺は「ゲーム音楽」で冒険しているんだ!音楽でわくわくさせて欲しい。音楽がすべての鍵を握るといっても過言ではない。
FF12はシームレスバトルでメリハリ無いので、フィールドの曲は思いきり工夫してもらいたい。荘厳さを出せばいいってもんじゃない。タクティクスの頃の「Antipyretic」のように一つの曲の中に起伏を持たせ様々な表情を見せるとか、そうゆう工夫が欲しかった。一曲であっても、実は三部構成になっているとか… シームレスバトルではそれくらい拘り見せても良かったんじゃないか。メロディに対する拘りを感じないんだ…
崎元さんの音楽が駄目だ、ってのはブレスオブファイアドラゴンクォーターの頃からスデに感じていたんだ。ドラゴンクォーターも音楽が駄目で途中で投げ出してる。ドラゴンクォーターの「廃物遺棄坑」みたいな曲をFF12のルース魔石鉱に使えばいいんじゃないかとか思うし。
バグがあるカルドセプトサーガみたいな駄作に限って、イトケンさんの渾身の楽曲が揃っていたりして、もったいよー…… あれだけの見事な楽曲を作っても、イトケンさんの手元にいく金はそんな大金でもないんでしょ?曲が完成しました、ハイ!ってメーカーにデータを渡して契約金貰ったらソレで終わりとか?よく解らないけど、その辺どうなってんだろ?
しかもカルドセプトサーガ自体がすぐに市場から消えてしまいそうなので、またセカンドエキスパンジョンみたいにサントラもべらぼーに値上がりしてレアになるから、イトケンさんの渾身の楽曲がごく一部の人にしか知られない闇に葬られてしまうわけだよな。イトケンさんの音楽を救済しようぜ。イトケンさんの全楽曲集とか是非作って欲しいくらいだ。
そうじゃないと、市場から消えてレア化したサントラがごく一部のゲーム音楽の目利きたちの営利目的としてオークション売買に利用されるばかりで、イトケンさんの本当に望むものは得られないんじゃないかとか。
嗚呼、カルドセプトサーガの曲はどれもこれも、そこら辺のオーケストラ部隊もかすんで飛ぶくらいの完成度だった。
話変わるけどアトラスさんの音楽は特に「ハズレ」ってのを感じた事がない。真・女神転生2を飽きずにラストまで行けたのも、あのキテレツなギターサウンドのおかげだったのだろうな。真・女神転生2の通常バトル曲は賛否両論のようだけど、俺は好きだった。なんじゃこりゃ、わけわからん、って感じのバトル曲の方が飽きなくていい。それが無理なら一本筋を通した硬派なメロディーで勝負して欲しい。鼻血噴くくらい強烈だったバトル曲は、後にも先にもロマサガの七英雄バトルと四魔貴族バトル1・2を抜くものにいまだ出会っていない。やはりイトケンさんは…… 神に違いない。
あー、でもFF13は浜渦さんだからバトル曲が楽しみ。浜渦さんのアンリミテッドサガのバトル曲は1000回以上は聞いたけど全然飽きない。
FF13には「バトルテーマEX」みたいなのを是非頼む。