heartbreaking.

中年の末路とその記録

ゲーム音楽は、アレンジよりオリジナルの方が心に響く

久々に米光亮さんの「パーフェクトコレクション・イース4」を聴いた。私にとって「バトル♯58」は特に思い入れが強いです。最初のダンジョンで大蜘蛛のボスが「バーウ!」とか吼えながらタッタカ動く中、この滅茶苦茶渋い「バトル♯58」がバックで軽快に流れるから、ロマサガバトルに感動したとは別モノのスイッチが入ったのを感じ、猛烈に感動したのを覚えてます。それ以来、イース新作と、J.D.K.の音楽には毎回注目しています。

「YsIV J.D.K.SPECIAL - The Dawn of Ys」は、FM音源でズンダラしてるだけですが、単調であるゆえに、メロディーの本質的な持ち味が出てます。「青銅の街区」の物寂しい雰囲気が、単調なリズムの中によく映えて感動しました。

思えば私の青春時代は、ファルコムと共にあった… イース4を初め、風の伝説ザナドゥ1・2も好きだった。

でも、あれこれ聴いても、結局はオリジナルの曲が一番しっくり馴染む。イース4もゲームのCDをデッキで再生した方がなんだか落ち着く。「紅の翼」「流砂の渓谷」「燃ゆる剣」はオリジナルの方が遥かに素晴らしいです。「バトル#58」もオリジナルの方が渋い。

制限された容量の中で洗練された音たちが荒削りに訴えてかけてくるものをダイレクトに心で感じるからです。

PCエンジンの良いところは、ゲームのCDをデッキで回せばゲーム中の音楽も聴ける事にあります。全部の曲が聴けるわけではないけれど。

ゲーム三昧な青春時代だったけれど、こうして振り返れるだけの思い出があるなら、それが例え「ゲームオタクとしての思い出」でしかなくても、自分にとっては大切な「宝物」みたいなものだよな…

ゲーム音楽を聴けば、振り返りたくなる「楽しかったオタクの日々」がある。そう思わないと、やってられないよな。

結局俺が30年間で得たものって何だったんだろうな。今からアクセル吹かして間に合うか(? もう無理なんじゃね?俺このまま沈没してくだけなんじゃね?って内心気付いてるけど、気付かないふりで、…でも人間、歳をとると趣味も変わるね。最近、何にたいしても熱くなれないから、部屋で宙を見つめて途方に暮れている時が多い。

オタク人生って、案外あっけなく終わる時がくるよ…

goo blog funamushi2 - 2007-09-01 00:06:50 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )