heartbreaking.

中年の末路とその記録

まだなにも見つからない

昼間からフトンに突っ伏してヨダレ垂らして寝てた。口の周りがべとべとする、すでに駄目になりそうな予感が… ここで、隣にイイ男が居たら思いきり甘えて二人でゴロゴロして、それなりに意味のある時間も過ごせるのに。たまには誰かに束縛されたい。誰も束縛してくれないのも、自分に何か欠陥があるのかなって不安定になる。俺以外の男は見るなよ、くらい俺だけを見つめてくれる男が居れば、俺も精一杯尽くすんだけど、そんなの何処にも居ない。誰にも夢中になれない自分… 何故、俺は誰も本気で愛することが出来ないんだ。俺の愛する人は何処に居る… 嘘でもなく、不安でもなく、心から「愛している」と言える、そんな男に出会いたい。

いかん、外に出よう。ポケットに120円だけ突っ込んで散歩していると、足元の花ばかりがやけに目に付く。嗚呼、俺がうつむいて歩いてるからか… 堂々と歩けないのは人目を怖れているからだ、見つけられたくない相手が多すぎて、この場所は危険すぎる。何処に行っても鬼門だらけ。俺が泥を塗りたくった企業は何処もまだ潰れちゃいない、早く潰れろ… 俺が歩き難いじゃねえか。俺の居場所はこの土地にはない、解ってんだ、だけど此処から離れられない。俺の探し物はもしかすると、この場所には存在しないのかもしれない。

自販機でやけに目立つ缶コーヒーが… 「エメラルドマウンテンブレンドカフェオレ」か。試しに買って飲んでみる。ぶぇぇ、洒落にならんほど不味いんだが、あー砂糖が入ってないのかorz

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