heartbreaking.

中年の末路とその記録

夢にすら見ることができない、恐怖の存在

寝ると必ずなんかしら夢を見るのですが、今朝は「逃げまくっている」夢をみました。たくさん追いかけてくるので、最後のほうはロープ二本をブンブン振り回しながら空を飛んで(何で?)逃げてましたが最終的には取り囲まれて四方八方から網が飛んできて「あぁぁー…」って感じで目が醒めました。

不思議なのですが、ほんっとーにイヤな人間って一度も夢に出てきたことがないです… 寝る直前まで「あー、あいつらムカつく、やっぱり許せない、くっそぉぉぉぉ〜!消えろ!俺の中から消えろぉぉ!」って毎日心の中で叫びながら、必死に他の楽しいことで打ち消しながら眠るので、そこまで毎日そいつらのこと考えてるなら、夢の中まで出てきそうなもんですけど、でも出てこないです本当に。
幼児期に私を虐待した従兄弟のお兄さんも多分ほとんど夢に出てきたことないです…
なぜでしょうか… それはおそらく、そいつらに与えられた現実の痛みがあまりにも強烈すぎて、自分のみる夢の世界ですら処理が追いつかないのです。もはや、そいつらの存在は、自分の夢の中ですらコントロール不可能なほど厄介な存在と化してしまったのです。…だから夢に見ないのです。
(ほかの可能性としては、実は夢に見ているけど起きたら忘れているとか… 本当に見たくないと心がバリア張ってるから自分の願い通り見ないだけなのか、それとも別の存在に姿を変えてそいつらは夢のどこかに存在するが気づかないだけとか… とか… 実はいつも追いかけてくる漠然としたやつらはそいつらだったとか… や、もうイイや)

もうひとつ不思議なことがあります。学生時代にずっと片思いをしていた女性が、いまだに私の夢のいたるところに現れるのです… 彼女の存在に違和感は覚えず、夢の中で私はいつでもそれが当然のように感じているのです。
夜も眠れぬほどその人を一途に思い続ける… そんな恋をしたのは彼女に対してだけでした。
実は最近、その彼女と再会を果たしました。その後あっけなく連絡は途絶えました。それでも私はいまだに彼女に、夢の中で会い続けます。彼女は私の夢の中に、ほぼ欠かせない存在となりました。現実の彼女の存在は捨て去っても辛くありません。現に、こちらから電話すらしないのですから…
私は一体いつまで学生時代の初恋の人を、夢に見続けるのだろう…

夢の話をするなんて、とうとう話すことがなくなってきたようだ…