heartbreaking.

中年の末路とその記録

私とブログの出会い

ブログをはじめたのが2005年だった。ブログとの出会いは衝撃的だった。
ブログをはじめるきっかけは、たまたまアクセスした個人ブログの内容が「くだらない」「たいくつ」「そんなの知ってる」と言いたくなるもので、『こんなのでも検索でトップのほうにヒットするなら、自分の発言も、もっと気軽に発信しちゃってよいのでは?』と、まさに全身カミナリに打たれたような衝撃のままに、走り出したのである…

ブログを知るまでは、もっぱらホームページ作りに溺れる日々であった。自分のホームページを作るのが夢で、そのためにスタイルシートを覚え、オフラインでせっせと自分のホームページの原型を作る日が何年も続いた。

公開したい内容を置き去りに、ホームページの「デザイン」ばかりに気をとられ、オンラインの世界からどんどん遠ざかっていった。オフラインのまま誰かの反応を得ることもなく、自己満足に溺れていたころ、世間ではブログが流行りはじめていた。

オフラインでのホームページ作りに、自分の能力の限界を知り、最後には、とにかく今あるものから「公開」しよう、とヤフーのジオシティズでホームページを公開した。…が、アクセスはまったくなく、一体どうすれば見ず知らずの人に自分のホームページに「気づいて」もらえるのだろうと、両手を床についてうなだれる思いだった。
「リンク」ページを作ることすら敷居が高かった。だがバナーは作っていた…(リンクページに貼れる相手は、「リンクフリー」とある大手のみ…)

やがて、誰にも気づかれない自分のホームページを、ながめることすらなくなり、自分は発信者にはなれない、受信者なのだと、あきらめ、そこからは大分気分がラクになったのか、オンラインで外の情報も見るようになってきた。

長年、自分のホームページを公開するために、地下にもぐっていた間に、オンラインの世界ではブログが流行していた。…もっと早く出会っていれば!と、あせる気持ちのままに、私はブログの世界に飛び込み、そして走り出した。全力で!
…今に至る。