heartbreaking.

中年の末路とその記録

自分の気に入っている企業がいつの間にか子会社化されてるパターンが増えてきた。。。

今日は実家のパソコンの不具合(動作がモタモタしているらしい…)を見に行った。ブラウザを、スレイプニルからオペラに変えると、なんとか使い物になりそうだった。この親のパソコンも、俺自身のパソコンも5年以上前に、地元の「ベスト電器」で買ったパソコンだが、地元の「ベスト電器」は今はもう無いのだ。

「ベスト電器」は全国規模ではまだ存在するが、いつのまにかヤマダ電機の子会社になってた。最近多いけど、知らない間にいつのまにか、馴染みの店(企業)が子会社化されてるパターンに、消費者の心を騙して金を出させるようなことをするなと思う。俺が何で金を出すかというと、その企業に対する信用もあってのことだからだ。勝手に吸収したどこぞの大企業なんぞに一円も払った覚えはないんだが?という感情だ。

地元のスーパーでは大手に入る「マルナカ」もいつの間にかイオングループに子会社化されていた。イオンに個人的に良い思い出がないので(誰にも語りたくない悲しい出来事が俺の中にあるので)、、「なにやってんだよマルナカ…」とガックリした(まあそんな大げさにではなく、ほんの少しだけな…)。

実は地元のベスト電器には結構思い入れがあったので、、このように昔から馴染みの店が消えてゆくのは、自分が落ち着けるスペースが奪われてゆくようで、本当に寂しい…

地元のベスト電器は階数の多い建物だったために、「1階は携帯電話と記録メディア」「2階は白物家電」「3階はAV機器関連」「4階はパソコン周辺機器とソフト」「5階はパソコン本体」…といった具合に情報を拡散しすぎていたため、客は目的のないフロアはエスカレーターでスルーしてしまうのだ(何階に何があったかはウロ覚えだが、、、)。
俺はいつも気になっていた、比較的人気のある上階のパソコン関連のフロアへたどり着く過程で目に付く白物家電・AV機器のフロアが目に見えてヤバイくらい過疎ってゆく様を。。。

それでもあえて階層ごとに電化製品を専門的に扱おうとする地元の「ベスト電器」を気に入っていたので、無くなったときは俺の中で一つの時代が幕を閉じたなあという印象だった。
地元の「ベスト電器」がなくなって以来、家電店にあまり出かけることもなくなり、ほとんどネット通販で済ませるようになってきた。

俺が地元の「ベスト電器」以外の大型家電店を毛嫌いするのは理由がある。

どの店もフロア全体が一望できてどこに誰がいるのかすぐわかるようなつくりばかりで落ち着かない。。。なんで店側の都合を客に押し付けるような構造にしたがるのか… どの店も、子供がワーッと走り回れるようなスペースの取り方でファミリー世帯に媚びる造りで、独身者や子無し夫婦のことなど一ミリも考えてやしない…… 孤独な者が、より孤独感を味わえるような「幸せなファミリー世帯は思う存分その輝きを放ちまくってください」といわんばかりの、あきらかにファミリー世帯向けの構造だと思うのは卑屈すぎか…、、、(最近どうも子供のことで病んできている、へたこくと自○… いやナンデモナイ)

今は郊外のヤマダ電機などのフロア全体が一望できる造りのほうが人気があり、活気もあるようだ。雑多にあれこれ同時に楽しめて、客も商品を「あ、これも」「これも」と複数同時購入できるので、
あまり性能や質に拘らずに、考えずに買ってしまう客に都合がよいからだろう…

でも俺は機械類はあんましテキトーに買いたくはない。たとえば扇風機ひとつにしても、大型家電店にかろうじて売れ残っているようなダサいデザインの白い扇風機を妥協して買うなどもってのほかで、デザインも重視するし性能も重視するので、扇風機もろくに揃えることができない家電店は二度といかない(何でか扇風機の話で終わる。。。)

f:id:kuroihikari:20160919110948j:plain

↑ここに確かにベスト電器が建っていた…