heartbreaking.

中年の末路とその記録

椎名林檎の歌など嫌いだったが

ブログのカテゴリーの話
カテゴリーが大雑把であると本人すら過去になにをしていたのか上手く見つけにくくなります。なので余計なものを削除しながら自分の過去ログの中を突き進んでゆきました。その結果、1000以上あった記事が900程度になりました。
後日、2008年11月以前の消滅した記事から問題なさそうなものを復活させ、このブログに入れる予定です。(あわててブログ削除したので無いと思っていたMT形式ファイルが見つかったので)

離婚届けの話し合いの続き
離婚届けは出さず、春まで保留にすることにしました(一応、やり直す方向で検討中)。もうしばらく一人でじっくり考えてみようと思う…

フツーに生きて、異性との出会いなどない。もし別れてしまえば、そのあとよほど積極的にならないかぎり、新しい出会いが生まれる気配もなく、自分はただ老いてゆくだけ、そんな未来が薄っすら見え始めている。

出会い系、婚活、合コン(誰もセッティングしてくれない)、それらの、あからさまなのを除いて、あくまで自然にどこで異性と出会えばいいのやら…(これは独身の友人とお茶するとき必ず浮上する問題)

私と夫は、ヤフーパートナーを利用して出会ったのだけど、それはたまたま上手くいったに過ぎない。幼女を殺害した男も普通に出会い系を利用していた。運が悪いと、危険思想を持つ人間の最後の生け贄に選ばれてしまうかもしれない…、悪夢の中にほうりこまれた自分はどんな世界を知るのだろう、四肢を切断された自分はどんなことを考える、そして異常な世界の中に愛はあるのか… 実は別居中は何度もある夢を見ていた、夫に殺される夢を。「ここで離婚届けを出すことに決めたとしても、僕はストーカーになったり殺したりはしない」と言われたとき、実はちょっと残念だった。安堵もしたけれど…

「とりあえず、家に来ないか」 と誘われたので、断る理由もないので行くことにした。久々に(別に夫以外に適当な男がいるならそれでもいいんだが) セックスがしたい気分だったので、出かける直前に風呂に入り、久々に夫の家を訪れると、玄関からすでに脚の踏み場もなく、アマゾンのダンボールが山積みになっている、嫌な予感は的中した。なぜ、一回荷物が届くごとに、箱を畳まないのか?虫が沸いてるんじゃないのか?そしてこんな散らかり放題の家に私はいつか戻るのか…

リビングに通されると、大画面テレビにドラクエ10の町の様子が映し出されていた。夫は、久々に訪れた私の冷えた身体を抱きしめるでもなく、ソファに転がるコントローラーをにぎると、ドラクエ10のキャラクターを動かしはじめ、コイン持ち寄りでベリアルを倒しはじめた…(そして私は置き去り状態に) 油断してベリアルの怒り攻撃を食らい、仰向けになって転がる夫(のキャラクター)を見てツッコミ入れつつ、家族のプレイ風景を眺めるのも久々で悪くはない。だけど今はそれをやるときじゃないでしょ、何周してんだよ、、、早くこの身体を抱きしめてほしいのに……

嗚呼、あいかわらずだ。なにもかもが… 私が家を出てから過ごした時間が、ものすごい速さで巻き戻された。

仕方ないので私はポケットからスマホを取り出しパズドラを始めたが、すぐ近くにいるのに何の手出しもしてこない夫をじれったく感じるあまり、ダンジョンの中で三回も全滅。

そのまま一時間くらい過ぎてようやく夫はドラクエ10を終了させ、立ち上がると、トイレに行った。そして戻ると、後ろから脚で私の背中をせっついてきたので、私は立ち上がり、ベッドへ… あとは、そういうことになるのだけど、終わったあと、夫の、くったりとした股間ばかりをじっ… と見ていた、なぜか夫の股間から目が離せなかった。私はまだイッていないのだ。

夫はいつも、一回であきらめてしまう。私はそれが物足りないので、もう無理なのかとたずねてみた。すると、無理、という返答がかえってきた。触ったら怒る?と聞いてみたが返事はなかった。

椎名林檎の歌など嫌いだったが(違う世界の住人のように思えていた) でも本能という歌を聴いていると、クソッ… コレだ、と思えた、負けたぜコイツだよまさに。いまの私はこれじゃ物足りない、もっと中から突き動かしてほしかったのだ… 歳をとってくるとお互いに無理なことを強いるのが憚られ、本当にほしいものについては遠慮がちになってしまう。

もう、いくら待っても夫は一回しかできないのだとわかり、さっさと自民党に投票して帰ろうと思った(選挙の日でした)。帰り際に、トイレ借りるねと中に入ると、便器もかなり汚れていて、男が一人になるとこうなるのか…… を、まざまざと見せ付けられたようです… 正直、辛いですよ、一緒に暮らしていた頃は私も家の中を平気で汚していましたが、離れた今となっては、夫に悲惨な生活などさせたくはない、だからもし若くて可愛くて家事もちゃんとする女の子が見つかったなら、そのほうがいいとも思っているし願っている。もう、私のことなど忘れて、あなたは幸せになってほしい、お願いだから…… あなたにはその権利があるのよ…(そして私はあなたを不幸にする)

帰り際、夫が土産をもたせてくれたので、その袋を受け取ると、袋の表面をなにか小さなものがものすごい速さで動きはじめた。…小さい蜘蛛が一生懸命、袋の表面を移動している。私が家を出ていってから、この家はろくに掃除もしていないらしく、小さな虫だらけになってしまっているじゃないか…

蜘蛛をコンパチではじいて飛ばしながら「ダンボールも片付けないから、虫が沸いてる」と非難すると、「虫もいるさ」というのんきな返答だったので、はてなの齋藤さんみたいだなと思った(余談ですが齋藤さんの事件は驚きました)。

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