heartbreaking.

中年の末路とその記録

情報が不足するがゆえに、想像力だけは異常に鍛え上げられた時代に生きてよかったと思う

まだ恋愛もできず闇の底でもがき苦しんでいた頃のデータをここに投入中…

「人肌のぬくもりを一度でも得られたなら死んでもいい」 と言っていた人間が、ネットでセックス相手を募集し、挙句の果て風俗におちるという過程を踏んできたので、俺のことを嘘つきだと思うかもしれない。

長年得られなかった喜びをようやく手に入れたとき……、つい嬉しさのあまりブレーキが効かなくなって滅茶苦茶やってしまったのだ、それがイイことでも悪いことでもどうでもいい、人生の中で一度でいいからはじけてみたかった… それが出会い記事と、ほとんど消えた風俗記事で、あんなに恋愛至上主義を叩いていたのに、いきなりビッチになりやがって状態だけど、今では色々やってみて、やっぱり良かったと思う。もう今の年齢になってからやろうとしても無理だから、勇気を出して飛び込んだ当時の自分に「ありがとう」だよ。俺は、死なない限りは何でも思いきりやってみて、一度失敗して納得してみればいいと思っている。整形手術もそうだった、失敗しなければ、どのみち俺はいつかその過ちにたどりついていた。一番罪なのは、なにもしないままに迷い続ける人生だから…

昔は結構すごい人が遊びにきているからコメント欄を無視することはできない。ナゼか文才についてコメント欄がカオスとなってしまった記事もあって笑った。当時関わった人たちに思いを馳せながら画面の前でほほえんでいた。

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実はまた円形脱毛症です。前回は頭頂部でしたが今回は、前髪。流石に二度目になるともう驚かない。ただ、風が吹いてると嫌な気分ですね… まあフツーに生活していてまさかTMレボリューションのようにゴオーッてくるほどの強風はないだろうから大丈夫だろうけど。や、別にファンじゃないスけど、身長低いのに妙に色気がある、リアルでもそういう人いますが… 素材がどうあれ自分を魅せる努力は必要かもしれない。
ちかごろは時代を映す音楽がないのがサビシイですね。かつて一斉を風靡した音楽アーティスト達はいまどんな状態なのかは気になりますね。俺が調べようとしていないだけで何かやっているんだろうが…

俺の青春時代はBUCK-TICK X LUNA SEA 黒夢 など大物揃いの日本のバンド全盛期でラッキーだった。黒夢は「ICE MY LIFE」を友達が歌うの聴いて好きになった。カラオケ上手い友達いるといろんなアーティストをどんどん好きになれる。

学生時代は友達の影響をよく受けてるなあ、自分が主体的に考えて好きになるのではなくて必ず誰かの影響受けてた。それがイイ!ってことが、誰かに教えてもらうかあるいは「証明」してもらわなければ判断できなかったのは、俺自身が恋愛もせず、自分がなんなのかもよくわからない、あやふやなまま生きていたせいかもしれない。

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黒夢はやっぱfor dearですね、ピストルあたりまでは結構好きでほぼ毎日聴いていた、清春さんの中性的雰囲気に惹かれてプロモーションビデオも購入(当時はDVDではなく、まだビデオだった)。
当時はいまのように動画が出回ることもなく、得られる情報量も大したことない中で精一杯想像することだけは上手くなっていった。

恋愛もできねえ身だったから、俺の想像力は半端なかった、エロビデオもエロ本もいらない、ただ体を丸めながら瞳を閉じるだけでそこには無限に広がる終わりの無い想像世界がひろがっていた。俺はその世界に黄昏る時間に心を溶かしながら、精一杯に、極限まで想像した。そして想像の果てにたどり着く場所は、セックスをも超越した先にある究極の愛だったのだ… その愛の中に一人で身悶える時間こそが、当時の恋愛できない俺にとっては命を投げ出さないための儀式のようでもあった。

恋してる子の体に触れたくても触れられない苦しみをどうにかしたくて、でも自分の体はどうしようもなく醜くて、欲しくても欲しいと素直に言い出せない。…仮に相手から手を伸ばしてくれたとしてもそれに応えることはできない。激しい葛藤の中でいつも心は焼き切れそうだった。俺自身が病んでいたから病んでる歌のバンドが好きになっていった。

清春さんはSADSになって忘却の空あたりまでは好きだったけどそれ以降はあまり見なくなったなあ(俺は) いつまでも同じメンバーの中心に存在していてほしい、それはすべての日本のロックバンドのヴォーカリストたちに望むことなのだけど…

若い頃は色んなもん同時に好きになれるエネルギーに満ち溢れていた。BUCK-TICKの「HYPER LOVE」を上手に歌う友達がいたから、病んでるバクチクの世界にはまり込んでいった。アルバムONE LIFE, ONE DEATH止まりでまた別のアーティスト好きになったんだけど、女神は神歌… 想像力をはためかせると今気に入っている漫画のキャラクターの心の葛藤はきっとこうだ!みたいな二次元の世界と結びつけて楽しめる。腐女子かよ…

カラオケで自分が歌うならGLAYかシャ乱Q。特にカラオケではGLAYにお世話になった、口唇はとても歌いやすい。一緒に居る女の子を口説きたいのなら、シングルベッドかな…(相当頑張って歌うがな) 俺の渾身のシングルベッドはあんたの心にきっちりとどいたかい…

いずれのアーティストも、やっぱ出始めの頃のほうがストレートに心が伝わってくるから好きだな、長く続けるほどに複雑化していって、伝わりにくくなってくる。確かに技術は上達してきてなんだか知らんが凄いことはわかるけど、そうじゃねえんだ、完璧すぎるものよりも、チョット不完全なくらいでちょうどいいんだ。文章でもそうだ、上手くなりすぎたら途端につまらなくなる、不完全なくらいのほうが人間味があっていいんだ。俺のように大して知識もないブロガーなら尚更、かしこまっていてもしょうがない。