heartbreaking.

中年の末路とその記録

無力

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紅い片道切符
生きる力すら沸いてこない。過去の傷跡に苦しみながら生きる人々。
傷付けられた身体、歪に捻じ曲げられた精神、希望に満ち溢れたはずの未来すら途絶え長い暗闇が果てしなく続く……
無残に引き裂かれた紅い片道切符を握らされた不運な人々。

血族
親子も兄弟も憎しみあい傷つけあう宿命にある。
同じ血が体内を流れる汚らわしさに怒り、逆方向に向かう愚かな血を戒めようと傷つけあう。
神はそれを咎めはしない。

一人
一人が好きなんだと自分を洗脳するまでもなく私はいつも一人だ。それが当たり前である事こそが、私が生きていられる理由なのかもしれない。

堕落
自分しか見えない俺は、あさはかな考え全てを誰かに見破られている。醜い自分すら愛せる俺は人を何度も不愉快にさせる。
それは破滅に向かうこともなければ新たな世界を生み出すこともない。
そこにあるのは心地よい堕落だけだ……

無力
暗闇に沈みながら… 生まれる誰かの言葉に脅えながら、俺の言葉が誰かの言葉に埋められて見えなくなる。
……そんな恐怖から逃れたい。

未来
人工知能とロボットの開発はこれ以上進まないほうがよいのかもしれない。人間の体温の通った心が生み出す個性すらも無価値だと排除する… そんな未来の到来を薄々感じ始めてる。
俺たちは今まだ個の存在としてブログを持ち何かを主張できるこの時代に生きていられて、かろうじてラッキーだったのかもしれないな……